かっこいいってのはこうゆうことだ!!仮面ライダーストロンガー感想(ネタバレ有)
お疲れ様です。オタえぼんです。
この度は第一次仮面ライダー最終作である仮面ライダーストロンガーの感想です。例によって例のごとくネタバレは触れます!!
①いいところ
1:主人公のストロンガーをとにかく強く!かっこいいキャラとして映している。
ヒーローモノの大原則はやはり主人公がかっこよく!強く!優しいこと!!この大原則を見せるというところはストロンガーはとてもよくできている。ブラックサタンに改造実験の果てに殺された親友への復讐に燃える男、城茂。その復讐心は自らを改造電気人間ストロンガーとする改造手術にすら耐え抜いた。
この背景は悪が恐れる正義の戦士、仮面ライダーストロンガーというキャラクターを強烈に視聴者へアピールしてくる。
その性格も敵には容赦せず、復讐を掲げながらも正義の戦士と名乗る、その上、子供や目上に優しいなど斜に構えたところだけではなく、いい兄貴としての一面もある。真っすぐ憧れることができるキャラクターとなっている。
戦闘シーンもド派手なもので、戦闘員に囲まれれば電撃範囲攻撃のエレクトロファイヤー。一撃必殺の最強技、電キック。後半には短時間のパワーアップのチャージアップをはじめ、罠をしかければ「罠には自ら引っかかったんだ!!」と凄む。これがもう本当に爽快。それを倒さんとする敵が強力になっていく過程も心地いい。
2:令和でも通じるかっこよくかわいい女性戦士!タックル!!
敢えて表題のような書き方をしている。
城茂には心強い仲間がいる。それがブラックサタンを共に脱出した岬ユリ子こと電波人間タックル。
作劇上の都合や、戦闘力の有無から怪人には太刀打ちできないが、茂を頼りにしすぎるではなく、常に自分が我先にと戦う。その上で子供へのコミュニケーション能力の高さ。
そして彼女を語るのであれば彼女の最期の戦いとなったドクターケイト戦。
残酷な話ではあるがデルザー軍団との戦闘シーンでは実は戦闘員相手にすら苦戦をし始めていた。その中で彼女がこと戦闘に関してできることは悲しいが、ない。それが悲しいほど画面から伝わってきてしまう。
ストロンガーすら真向から太刀打ちできないデルザー軍団、戦闘員にすらまともに倒せなくなってしまったタックル、そしてそのデルザー軍団の女性怪人ドクターケイト、その毒を受けて命は長くないタックル。舞台は整ったとばかりに命をかけた大技、ウルトラサイクロンを使用、ケイトと相打ちにその命を散らした。
女性らしい強さと弱さ、女性戦士というキャラクターだからこその視聴者への心に強烈に、今もまだその名前を刻み付けた。
3:ヒーローを照らす暗き太陽!!巨悪デルザー軍団!!
仮面ライダーストロンガーを語る際に避けては通れないのが怪人すべてが幹部級というチート集団のデルザー軍団。
ブラックサタンが存命時からジェネラルシャドウに出番を与え、少しづつ存在感を強めてきた。
デルザー軍団一の刺客、鋼鉄参謀はもうすごかった。ストロンガーが太刀打ちできず必殺の電キックをことごとくにはじき返す。強敵は必殺技を攻略してなんぼよ!!!その後チャージアップが出るまでは、地形利用・運よく弱点がつけた、仲間の命を使ってという二度と使えない&運が味方したという勝ちを拾うドラマが展開され、ストロンガーの早期のパワーアップが求められ、チャージアップは今まで後塵を拝してきたストロンガーの逆襲撃は筆舌に尽くしがたい。
やはり、ヒーローをかっこよく魅せるためにはいい悪役をこそが必要だ!!
そして本作最高のカードと言ってもいいだろうストロンガー対ジェネラルシャドウの最終戦、番組の半分以上出演し、決着を今か今かと待ちのぞんだこの二人のバトルは仮面ライダー史に残る名勝負だ。
②悪いところ
個人的には百目タイタンが出てきた辺りの単発のエピソードのご都合展開が連発されていたのが玉にキズだった。まぁ今まで見てきたライダーにも似たような展開はあったんだけど中盤にそのようなエピソードが多かったように感じた。
一つ目タイタンが非常にいい悪役だったため、百目になったあとはどうしても株が落ちてしまったように感じた。
③まとめ
大きく取り上げはしなかったが、歴代ライダーが勢ぞろいした第一期仮面ライダーの総決算としては非常に熱い展開(この時の小林さんの演技がまぁ嬉しそうにやるんだよね)だったり、本作の最終回のコールがストロンガー、最終回ではなく、仮面ライダー最終回と銘打たれていたりなどのオタクを振るわせる演出。
ヒーローの真っすぐなかっこよさ、そしてデルザー軍団という個性と凶悪さがあふれる怪人たち。
ただひたすらにかっこいい昭和ライダー、仮面ライダーストロンガーはいいぞ!
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