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切り花を長持ちさせたい!

切り花は自然ならではの美しさがある一方で

なかなか日持ちがせずその美しさが保てないという面があります。

季節や花の種類にもよりますが

大体3〜5日が綺麗に咲いている目安かなと思います。

(短いと1〜2日、長いものは1週間以上もつことも)


ただ!なるべくなら長く楽しみたい(>_<)!

一瞬の美しさをより長く楽しむために

6つの簡単な方法があるんです😊

【1】余分な葉をまず取り除く

花を飾る前に、まずある程度葉を取るのがおすすめです。

葉が多く付いているとその分の栄養・水が葉にいってしまい、十分に花まで届かなくなってしまうためです。

もさもさ生えているよりも葉を整理したほうが見た目もスッキリします♪

花瓶の中に入ってしまう位置にあるもの、口にかかってしまう辺りのもの、生けたとき花と重なってしまうものは思い切って取ってみましょう。

薔薇などは、茎の直線のラインの美しさも引き立ちます。


【2】水切りを行う

長さを整える時、整えた後花瓶に入れる直前に水切りをしましょう。

水切りとは、ボウルなど深めの器に新鮮な水を入れ、その中で茎・枝をカットすることで、水揚げ法の1つです。

水中で茎をカットすることで、カットした表面の乾燥を防いだり、道管に空気が入らなくなり、水の吸い上げが良くなります。

(ちなみに、紫陽花など花によっては別の水揚げ法のほうが良い場合があるので、別の機会に別記事にまとめます。)

花を長持ちさせるポイントは『いかに水の吸い上げがよくできるか』です✨

切る長さ:約1〜2cm(切っても表面が茶色くなっていたり、萎れている場合は綺麗な表面になるまで切る)

切り口:斜めに切ると吸い上げる断面が大きくなるためオススメ。切る時は断面が潰れないように、切れ味の良いハサミを使うよう気をつけましょう。柔らかい茎のときは真っ直ぐに切るのでok!

頻度:できたら毎日切るとより長持ちします。少なくとも水換えのときには必ず切ります。

水切りすることで、弱った花も元気になります✨

切り口

【3】茎の切り口に塩をつける

水切りをした後、茎の断面に塩をつけるのも効果的です。

塩をつけることで殺菌効果が発揮されます。

水切り→小皿等に盛った塩に茎の断面をぽんぽんとつける→すぐに花瓶に生ける🌸

花によっては、塩の代わりにアルコールや酢などでも良いものがあるので、次回、別記事にまとめます。


【4】鮮度保持剤またはハイターを入れる

花の生命線である水は、常に綺麗に清潔な状態を保つようにします。

花屋さんで切り花を購入すると、小さい鮮度保持剤のパックがもらえることがあります(もちろん購入も可能)。

これは水を綺麗な状態に保ち、栄養の補給もできるのでオススメです。

鮮度保持剤の代わりに

身近なものとしては『ハイター』(液体塩素系漂白剤)でもOK!

ハイターを入れることでバクテリアの繁殖を抑えてくれます。

ただし、入れすぎは枯れる原因になるので、

水300mlに対し、ハイター1滴を目安に入れましょう。

花瓶を洗うときもハイターは使えるので、一石二鳥です!


【5】こまめに水換えを行う

鮮度保持剤やハイターを入れない場合は、できたら毎日水換えをして清潔な水を維持しましょう。臭い防止にもなります。

花瓶に入れる水の量は、大体花瓶の半分くらいが目安。

長期間水が変えられない場合は多く入れたほうが良いですが、通常は入れすぎると茎が痛みやすくなるので、少なめが良いです。ただし、薔薇などは水の吸い上げが良いので少なすぎるとすぐ、空っぽになるの要注意。

鮮度保持剤やハイターを入れた場合も、なるべくこまめに変えましょう。

水が濁ってきた場合は必ず変えます。


【6】その他

風や高温は切り花の大敵。

強風や高温によって、花や葉の水分の蒸発が早くなり

その分水分の吸収や呼吸活動が早まることでダメージを受けてしまいます。

特にこの夏場の時期はクーラーなどかけているかと思いますが、なるべく風が当たらないところに花を飾りましょう。

風通しがよく直射日光の当たらないところがベスト✨

以上、ちょっとした工夫でよりお花を長く楽しめるので、よかったら朝の日課などに取り入れてみてください♫


ゆり


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