BPB(BackpackBattles)(体験版)をランクダイヤまでプレイして
P:数週間前からグリムドーンに再ドハマリして以降やってはいないが、この作品もいまだデモ版の無料版でありながらなかなかに楽しめた作品であったように思う。
本作のインスパイア先であるバックパックヒーローは未プレイだが、今作も購入したアイテムをバックパックの中にどのように配置するかでビルドの特性が左右されるという点は同じであるらしい。
毎回プレイするたびに状況が変化するためローグライトゲームとも呼ばれているが、俗に言う古典的ローグライクという位置づけではないようだ。
R:夢中になってプレイしていたが、ふとどこまでやっても結局アイテム運に左右されるということに気づいて以来冷めてしまった印象。
もちろんローグライクゲームは大なり小なりリアルラックの影響を受けることが多いが、今作においてはとりわけそれが大きく影響を与えているような印象を受けた。
そもそも自分が得意とするビルドであったり、作っていきたいビルドがあったとして、買えるアイテムが限定されている以上もちろん毎回意図した通りには行かない。
それゆえ出来合いのものでどうにかこうにか攻略していくわけだが、敵として登場する他人のビルドは明らかに同じアイテムが重複していたりどうやったら揃えることができるのか理解に苦しむようなビルドとの対戦がとりわけ高ランク帯で多いような気がする。
E:最近プレイしたローグライトゲームはTerminusやShatteredPixelDungeonだったり、それらも確かにリアルラックを要する作品である。
しかし店にアイテムが並ぶかというだけで決着つくような作品ではさすがにない。
P:評点するならば85点かな、90点との間には深くて大きい溝があるものと思ってもらえばよろしかろう。現状プレイできるクラスがレンジャーとリーパーしかいないのもビルドの幅に限りが生まれてしまってよろしくないと言える。この点は製品版には2つクラスが追加されるそうなので、ある程度問題点としては解消されるかもしれない。
バックパック系ゲームは本作が初プレイであったが、いろいろと評価したものの起動までが早く気軽にプレイできてコツがつかめればそれなりに勝てるというのは気分がいいものだ。しかしダイヤ帯からは相手のビルドの完成度が段違いに高くなり、チート疑惑を感じる部分も出てきたので、リアルタイムではないもののPCゲームの対人戦なのだということを実感させられる。
PCゲームに限らずネット対戦は、勝利が至上のことである。つまり勝つことができればすべてが正当化される。その典型例がチートツールなわけだが、本作の製品版にもぜひアンチチートツールをしっかりと導入してほしいものだ。