・Buriedbornes2を45時間超プレイしての感想

P:とりあえずキャンペーンのラスボス、古代の覇王を撃破したので記述。しかしこれ以降も延々とプレイし続けることになるだろうと確信している。これは久々にハマった、ドハマリと言っていい。もうやることを探してお茶を濁すようにグリムドーンの新ビルド制作に逃げなくても良くなった。

95点か…いや、90点か、上げ過ぎかとも思うが500円課金してしまったし……これは作者に対するリスペクトとコントリビューションである。ここまで面白いゲームを無料で遊べてしまうということに対するアンバランスを察知して、Steamウォレットを100だけ課金しようと思ったら500円からだけ買うことができなかったので結局その金額になってしまったとか間違っても言ってはいけない。

無料でできるということで、なんのきなしにYoutubeのローグライクキュレーターの動画を見てインストールしてしまったが、まさかこんなことになるとは。

まあ10時間くらいプレイしたか?とか思っていたら45時間だったのを知って軽く戦慄した。今作は時間泥棒なのである。

R:今作はゲームデザインこそ異なるものの、ウィザードリィリスペクトに基づく往年のRPGを意識した作品であることは間違いない。

イラストレーターの末弥純よろしくクラシカルに彩られたキャラグラフィックは緻密かつ精細で、往年の狂王の試練場を思わせる重々しい雰囲気を醸し出している。リスペクトの最たるものは全裸でダッシュしてくるマスターニンジャであり、分かる人にはわかるという小ネタを理解するには一定の年代に達していなければならない。

惜しむらくは昨今のフロムゲーなどで流行りのダークファンタジー路線に乗せておきながら、UIやゲーム内用語などが複雑すぎて容易に理解がしにくいところにある。加えて前作をプレイしたユーザーからはスキルの使用回数など2からの特徴が受け入れづらいということもあって、リリース当初の評価は賛否両論と決して良くはなかった。

しかしあれこれパッチが当たったのか0328現在、最近のレビューでは非常に好評である。これからもバグ取りや各種調整、大規模アップデートなどを控えているということなので、果たしてどこまで飽きずに楽しめるか注目である。

E:ターン制ダンジョンバトルRPGというジャンルだが、比較対象としてはSlay the Spire同様デッキ構築型カードゲームのシステムと思ってもらっても良いかもしれない。あくまでカードという体裁を持っていないと言うだけで、装備品やアクティブスキル、ルーンやパッシブスキルボードなどの複数の要素からビルドを構築してダンジョンボスの打倒を目指していくのが本作の目的である。

前述したSlay the Spireは確かに面白かったが、ランダム要素が強すぎたことも有り勝てるビルドの作るためのカードを集められるか否か、結果ビルドを組めるか組めないかという二択に陥ることが多かった。

しかし今作はパラメーターの種類が同じであれば別スキルでも威力の割合が変わらないなど、特定のスキルのみに依存することは少なく、装備品やボードなどで底上げもしやすい。しかしながらダンジョンボスに対してはしっかりメタっていかないと余裕で返り討ちにあうなど歯ごたえのある難易度に仕上がっている。

P:種族と職業の組み合わせでビルドの方向性が決まる点で言うと、まさにグリムドーンのデュアルクラスシステムを彷彿とさせるが、今作は1プレイにかかる時間が比較的短く、トライアンドエラーの周回が早いので1ショットで楽しめるというのが忙しい現代人にはマッチしているのだろう。

とはいえガッツリプレイするためのボリュームも備えており、いやはやこのレベルの作品が無料で、かつ広告を見せられることなくプレイできるのはこの令和の時代に贈られた僥倖と言えよう。

しばらくゲームはこれだけでいいかな、テイルズオブアライズ?そんなん積んどけ積んどけ。

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