相棒ROKPRESSOについて
こんにちは。
今回は、僕が愛用しているエスプレッソマシン「ROKPRESSO」について書いています。
一文でまとめると
「電気を使わずに、自分で圧力を掛けることでエスプレッソ作ることが出来るマシン」
このマシンを手にするきっかけとなったのは、
「電気が使えないイベント」
初めての出店を経験した3年前に参加したイベントで、ドリップコーヒーを販売していましたが、参加回数を重ねるうちに、エスプレッソメニューも考えるようになりました。
どうすれば電気を使わずにエスプレッソが作れるのだろうか。と考えながら、インターネットで探し、実際に使っている人の動画や写真を見て、アマゾンなどで値段をチェックするという作業を、何回も繰り返していました。
それと同時に、まだ「エスプレッソ」をまともに作ったことがない自分への不安もありました。
でも、やらないと何も始まらない。
そう思いながら、最後には、ポルタフィルターがあることと、デザインに惹かれたのが
「ROKPRESSO」
だったのです。
購入したのが、たまたま自分の誕生月でもあったので、自分へのプレゼントとして、注文確定ボタンを押した時のこいとを今でも覚えています(今ではプレゼント以上の最高のものとなっています)。
家に届いてからは、夢中になって抽出していました。
「エスプレッソってなんだろう」
「どんな液体を作ればいいのだろう」
ポーレックスミルを握りながら、ROKPRESSOを見つめ、
イベントで提供できるものなのか、不安しかありませんでした。
不安の最大の要因が、ROKPRESSOで本格的なエスプレッソを作っている人がいなかったことです。
今では多くのユーザーをInstagramでも見つけることができますが、3年前は公式が出している動画だけがあったように思います。
そして多かったのが、
「エスプレッソが作れない」
「手動では9気圧掛けれない」
などの意見です。
僕はここで諦めずに、ROKPRESSOを使っていてよかったと、今思います。
「あのお店のエスプレッソが出せるはず」
試行錯誤している中、イベントの日が近づいてきました。
エスプレッソのクオリティは、お店で飲むものとは遥かに劣っている。それがわかるだけで、自分ではまだどうしようもありませんでした。
それでも、当日は販売する。
ROKPRESSOデビューへの迷いは無く、なんとかなる、何かヒントがでてくるはず。
自分にはわからないことを、だれかに求めたかった。
客観的にどんなエスプレッソなのかが知りたい。
結果としてそれが良かったです。
その日作った数杯のエスプレッソは、絶対に忘れられない.
僕の「エスプレッソ記念日」
使った豆は、
「エチオピア産-コチャレ地区-ナチュラル精製-THE COFFEE STAND」
ぶどうやイチゴの果汁が口の中を一杯にし、鼻から抜ける香りは飴玉を転がしているようで、お気に入りの豆でした。
あの日、一人のお客さんから「美味しかったよ」と言われてなければ、もっとエスプレッソを追求しようと思うことはなかったでしょう。
「美味しい」の一言で、どれだけ嬉しい感情になるのかを、初めて知りました。
その一杯は、圧力を掛けてからの抽出時間が2分をまわっていたはずで、抽出量は30mlには及ばない量でした。
表面にはクレマがなく、絞り出された油分が光りを反射していました。
今では、提供できないエスプレッソを渡している自分に恥ずかしさを覚えます。
でも、実際に販売することで得られたものの方が大きく、「エスプレッソ」の世界に一歩踏み入れた瞬間でした。
ROKPRESSOがどんなエスプレッソを作ってくれるだろうか、僕が与えるのは「腕力」と「コーヒー豆」
どんな妄想会話をROKとしていたか、数え切れないほどです。
3年間ROKを使ってきて、まだまだエスプレッソを表現できると感じています。それは、僕が学ぶべきことがまだ多くあり、「コーヒー栽培」
という未来に向けても、少しでも進み続けていきたいからです。
今日までバリスタ活動を共にし、一杯から繋がる感動の連鎖は続いてます。
これから作る僕たちの「エスプレッソ」は、「表現」として次のステージを作りたいと考えています。
こんなにも楽しめるコーヒーを楽しむために
こんなにも感動できるコーヒーに感動するために
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
エスプレッソを楽しんでもらえるきっかけ、となって頂けるよう
もっと記事を更新していきます。
Let’s pump it!!!
ここから先は
ROKPRESSO MAGAZINE 2nd stage.
手動エスプレッソマシン「ROKPRESSO」から「ESPRESSO」を作るときに考えている事を文字にしています。 30mlの液体から生ま…
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