愛用している二つの手動ミルから、グラインダー(豆を挽く)の事を考えてみました。 VOL 2 「挽き目の変化。」
前回、紹介した手回しミルですが
今回は実際に使っていて思ったことを書いていきたいと思います。
最初に、エスプレッソを淹れることができるようになったのはポーレックスです。
そして、「ポーレックスでエスプレッソ用に挽くことができるのか?」
これは質問の中で多いものの1つです。
いつも最初はこう答えます。
出来ます!
ROKPRESSO用ではどのくらいのクリック数で挽いているのかと言うと
PORLEXの場合
4〜8クリック
COMANDANTEの場合
9〜18クリック
なぜここまで変わるのかと言うと、いくつかのポイントがあります。
ポイント
・豆の焙煎度が違う
・豆の量が違う
・焙煎日から時間が経っている
・「豆の焙煎度がちがう」
これは、浅煎りから深煎りとあるコーヒーで何が違うのかというと
豆の固さ=火の通り方
浅煎りの豆は、豆の中心部分そして豆全体の火の通り方が弱いので硬く、
砕けにくい。
深煎りの豆は、豆の中心までしっかり火が通っているので全体的に柔らかく
砕けやすい。
浅煎り〜〜〜〜〜〜深煎り
細かい〜〜〜〜粗い
手回しをやっていると、これは硬いかな、柔らかすぎるかな、と判断できるようになります。試してみてください。
次に
・「豆の量が違う」
僕が使う豆の量は、大体、15.0g〜18.0gです。
ここでも、焙煎の影響が生じてきます。
同じ量を挽いた場合
浅煎りの豆は、火の通しが弱い分硬く、ガスをあまり含んでいない、それは挽いた時に、パウダーというよりは、細かく砕いた石、砂のような印象です。
ポルタフィルターに詰めると、思ったより詰まってないように感じ、タンピングも硬く感じると思います。
ROKPRESSOでは圧力を掛けても早く抽出されるのを防ぐため、量を多めに使います。
豆の繊維の中まで火を通していないので、水が染み込まず、抽出が早くなりやすいのです。
反対に深煎りの豆は、火がしっかりと通ってる分ガスを含んでいます。
豆を挽いているときはサクサクと軽く砕かれていくのが伝わってくるはずです。
そして、挽いたあとにポルタフィルターに詰めると、ご飯を大盛りで渡されたように山盛りになると思います。タンピングすると、綿を押してるようにフワリと柔らかく押している感覚を得ると思います。
ROKPRESSOでは、豆の繊維の中がスカスカになってるので、水をスポンジのように吸い込み、固くなりやすいので、粉を少なめに調整します。
多く詰め込みすぎると、クレマじゃなく、オイルが出てきます。オイルを飲んでみたい方はお試しください。ウッ!てなりますよ。
今のことを踏まえると、ROKPRESSOで抽出を揃えようとするとこうなります。
浅煎り〜〜〜〜〜深煎り
多い〜〜〜〜少ない
前のポイントも含めて、考えると
浅煎りの場合は、細めに挽き、量が多くなる。
深煎りの場合は、粗めに挽き、量が少なくなる。
次に
・「焙煎日から時間が経っている」
コーヒー用語では エイジング と言われる。
僕の中でのエイジングは、こう決めていきます。
浅煎りは2週間以内、深煎りは1ヶ月以内
(密封していないとより期間は短くなります。)
エイジングは、どの焙煎度でも同じ影響になると感じていて
日が経つほど、豆を挽いたときに細かくなりやすい。(砕けやすい)
まだ、「なぜか?」の部分を見つけることができないので勉強中です。
同じ焙煎日で同じ豆を抽出していると、日が経つに連れてクリックを細くなるように動かすことが多いからです。
まるで、豆がバリスタの言うことを聞いてくれたかのように良いショットを淹れる確率が増えます。(ROKPRESSOの場合)
まとめ
2種類の手回しグラインダーやっていて感じていたことなので、グラインドの共通部分としてあるのではないかと思うポイントを3つ出して、書いてみました。
そして、このグラインド基準でヴィヴィエンメのエスプレッソマシンを試してみると、詰まってしまい、エスプレッソが落ちませんでした。
なので、ROKPRESSO限定のマニュアルとなる可能性が高いので、参考にお願いします。
LET'S PUMP IT!!!
ROKPRESSO LOVER COME ON!!!