分☆析★白書 ~身近で感じたイノベータ―のジレンマ~
新規事業を提案したエピソード
Ωプロローグ
知人の会社経営者が
「何か新しい事業やりたいんだよね~」
ということで
その会社の強みやノウハウ、
知人の性格やキャラも踏まえ
これまで複数の事業案を出してきた。
※相談されることが多かったので、
じゃぁ、いくつか考えてみるわ!という
ノリで。
しかし、これまで一度も具体的に進んだことはない。
振り返ると、
【イノベータ―のジレンマ】なのか?
今回はそんなお話。
Ωイノベータ―のジレンマとは…
※下記、内容は
伊神満氏の著書
「イノベータ―のジレンマの経済学的解明」
をもとに記載しています。
1997年
ハーバード大学のクレイトン・クリステンセン氏が
発表した『イノベータ―のジレンマ』
当時の内容は
経営者にインタビューしたり
経済誌の情報をもとに
まとめたものらしい。
つまり、定量的にデータを分析し、
統計的に実証されたものではなかった。
それを伊神氏が研究・分析し、解明。
Ωイノベータ―のジレンマは統計的に実証された
理論の詳細な説明、具体例を交えた解説は
非常にわかりやすいです。
※ここでは省略しますので、
くわしく知りたい方は読本してみてください
研究対象の産業や企業規模は上場企業で、
HDD業界を研究対象として論じています。
上場企業にとってはなかなか本気になれない。
ステークホルダーのこともある。
なるほど。
Ω知人もこのジレンマに?
知人の経営者は
2つの事業を展開しており、
1つはほとんどタッチせず従業員にお任せ。
つねづね
「ワクワクするような、自分が新たに情熱を注げる」
ような事業をやりたいなぁ~
ということで
・市場規模
・売上予測
・必要投資額
がっつりではないにしても、
複数事業を提案。
反応はイイね~という感じだったが、
特段進まず。
※報酬自体は発生してません。
なので、提案した事業をやってほしいという
自身のモチベーションはなかったです
「どうしてやらないのかな~」という興味で
反応や心情を探っていたのですが、
上記「イノベータ―のジレンマ」にあるような
思考プロセスが働いているのでは?
と思いました。
展開している2つの事業は堅調で、
売上の振れ幅も大きくなく
利益率も確保。
その既存事業の状況で、
新たに投資をして(お金とその知人の時間リソース)
という決断には至らないのに
納得。
提案した事業の中で、
自身がやってみたい事業あるので、
しっかりリサーチして
シェア獲得できる確率が高ければ
やってみます!!
Ω統計学を学んでいるのは、負け戦を避けるため!
統計学は数学の確率を軸に
構成されている学問。
その中のベイズ統計は「機械学習」
つまりAIに応用されており、
活用の幅がどんどんひろがっていますよね。
最近話題のChatGPTなど
今後も続々とAIサービスは出てくるでしょう。
・強靭な敵が存在する相手にわざわざ戦いを挑む
・勝てるかわからないが、挑戦する
ビジネスも
勝てるところで、
勝ちやすいところで。
その判断を数字でできるようになって、
同じ轍を踏まないために
startしました。
※たくさん失敗した事業については
「しくじり」シリーズをご覧ください。
もし知人が本気で新しいことをということであれば、
学んだ知識、スキルも+αして
サポートできると思います。
何かを決断する時には
心理バイアスが働くものという
意識をしているかどうかだけで
冷静になれます。
ちまたに溢れているデータも
バイアスがかかって集められ、
分析されているケースもありますので
注意してみることも重要です。
最後まで読んでいただいた方、
有難うございます。
情報にはご注意を。。。
そして身近なイノベータ―のジレンマおりましたら
こちらで紹介した本をオススメしてみてください。
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