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一級建築士×FPが教える【左脳人間のための正しい家のつくり方】

7LDKの家に一人暮らししております。
別に自慢したいのではありません…。

「望んで こうなった」のではありません。
「なぜか こうなった」のです…。

広い家は大変です。
掃除機をかけるだけで1時間かかるし、
払わなければならない 諸々のメンテナンスのお金…
そして、固定資産税も なかなか…です。

…で、なんで こんなことになってしまったのか…
「未来に対して手を打たなかった」からです。

人は
「近いモノ・楽しいコト」には 
喜んでお金も労力も使います。

逆に
「遠いモノ・苦しいコト」には
お金も労力も払いたがりません。

来月に家族で行くディズニーランド…
計画をたてる時間も、楽しむお金も喜んで支払います。

でも、30年後の老後のお金は
考えたくもないし、日々の生活費を割いて
貯蓄しようとは思いません

資産運用…
20年後に倍になるインデックス投資は リアリティがありません。

でも、半年後に10倍になるかもしれないFXには投資したくなります。

来週のデート…
寝る間も惜しんで どこに行くかを決めて、
当日は結構なお金をかけたりします。

でも、10年後に夫婦が仲良くいるための
月イチの外食にかける 時間とお金は なかなか割けなかったりします。

そして、
「1年後に完成する家」には
設計の打合せの時間も 欲しいものに かけるお金も惜しみませんが
「20年後に住み続けている家」
…は、想像もしないし、お金もかけようとも思いません。

1年後に完成する家…
吹き抜けのリビングで ゆったりくつろいでいるオレ…
ファミリークローゼットで 効率的に家事をしているワタシ…

…は想像できますが、

20年後の
子供が独立して使わなくなった子供部屋、
体が思うように動かなくなったときに昇るキツイ階段、
二世帯住宅の誰もいなくなった親世帯スペース…

どれも「確実にくる未来」ですが、
「遠いモノ・苦しいコト」なので
想像できない…時間もお金もかけないワケです。

でも必ずくる「遠いモノ・苦しいコト」にお金をかけないと
お金の心配だらけの老後、
一人暮らしの寂しい生活、
かけたくないコストを払う家、
…が、確実に訪れます。

…で、それらを回避するためには、そうすればいいか?

答えは
「想像して、左脳的に手を打つこと」

もっと言うと、
「そうしなければならない、そうせざるをえない仕組み」
…を「今」作っておくこと。

老後に お金の心配をしたくなければ
「今」証券会社に毎月の積立投資の設定をして
「お金が増える」
仕組みを作っておくこと。

一人暮らしの寂しい生活をしたくなければ
夫婦の毎月の外食の日を決めて「今」から
「夫婦で時間を過ごす時間」を
必ず作っておくこと。

家にかけるムダな家のコストと時間をかけたくなければ
「今」やってる設計を ひと工夫して
「使わなくなるスペースを 将来 別の用途で使えように」
リフォームしやすいように、少しコストをかけておくこと。

「遠いモノ・苦しいコト」に
「今」労力とお金をかけることで
長い目でみれば
「ラクなモノ・得するコト」になったりします。

未来に対して手をうつ…
「トータルで得する 左脳で作る【仕組み】」

メッチャ大事…を痛感している しくじり先生からでした…。

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