分身ロボットOriHime茶会
この茶会を開くにあたって
コロナ禍の2年、茶道の世界も変化を余儀なくされました。
それが故に新たな“可能性への挑戦”も試みるようになりました。
2020年3月には、本格的にリモートでの茶会をスタートし、
同年7月には、VRゴーグル「Oculus」を用いての茶会も開催しました。
2021年からは「メタバース」という言葉も耳にするようになり、
人類はリアルとバーチャルを行き来する未来もいよいよ現実的になってきました。
そして、2022年2月6日(日)分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を用いての茶会を開催しました。
分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」とは
OriHimeはあなたの分身になり、離れていても会いたい人に会って話したり、一緒に過ごしたりして、相手と感情を共有することができる分身ロボットです。
開発者のオリィ氏は「この世界から孤独を無くしたい」という思いで、OriHimeをつくられました。
分身ロボット「OriHime」 https://orihime.orylab.com/
茶会のテーマと開催概要
実際の茶会のようす~OriHime視点も交えて~
みなさまはご自宅から、OriHimeの視点でお茶会に参加していただきました。
ログインいただき、操作説明の後、実際に「席入り」からはじまります。
こちらOriHimeは自分では動かないので、次の場所までは手持ちでお運びします。
床の拝見の後は、席についてもらい、お菓子をお出ししました。
お菓子は見るでけで、召し上がってはいただけませんが、実際には事前にお送りしておくのもよろしいかと。
続いて、いよいよお点前。
OriHime視点からはこんな感じで見えてます。
お茶を点て、運びます。
OriHime視点。
実際に開催してみての感想
ビデオ会議システムZOOMであれば、双方の顔(表情)を見ることができますが、OriHimeはあくまでアバターです。
会話を楽しみ、数種類のリアクションを織り交ぜながらコミュニケーションをとっていきます。
ZOOMになれている分、ホスト側からは参加者の表情が見れないというのは少しもの足りなさのを感じました。
それと同時に、OriHimeのもつ特徴・特性を生かせれば、もっと可能性は広がっていくようにも思いました。