【食レポ】Ramen Jazzy Beats@中目黒(2024.12.18訪問)
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基本情報
レビュー
昨今、何の影響かは分かりませんが、ラーメン店にも「行列が出来る」だけではなく、「予約制」というお店がちらほら出てくるようになりました。
祐天寺(とはいっても駅からはやや離れた住宅街にある)の「Ramen Break Beats」もそんなお店のひとつ。こういったお店は気にはなるものの、そもそもラーメンの専門家でもなんでもない、ひとりの食べ歩き好きだとそこまでの情熱はわかず、そのままになってしまいがち。
そんな、完全予約制のお店でも、系列店は予約無しでも入れる時間帯があるとのことで行ってきたのはこちら「Ramen Jazzy Beats」。
店舗としては新宿御苑前にある「Ramen Afro Beats」に続いての3号店。チェーンというよりは別のタイプのラーメンを出すお店としての系列店的な認識がよさそう。こちらは煮干しが売りの様子。
一応Tablecheckによる予約も併用されてはいるようなのですが、夜営業であればスムーズに入れるという公式SNSの表記を信じて開店十分前くらいにやってきてみると前待ちは無し。少し時間を潰して開店時間の17時30分直後に再び訪れるとやはり前待ちなしの自分が一番目でした。
自分が店にいる間に満席になるタイミングは無かったので、夜営業の早めの時間がねらい目かもしれません。ちなみに平日です。休日は不明。食券機は高性能なもので、完全キャッシュレス決済だったみたい。何も考えずにタッチ決済したから気が付かなかった。
メニューとして看板メニューと思われる鶏煮干しの他に塩と醤油があるみたい。この日は取り合えずベーシックな「鶏ニボらぁ麺」をチョイス。和え玉をどうするか悩みましたが、付けずに。
お店の雰囲気も落ち着いたもので、値段が張ることも含めて割と高級な雰囲気。そして、着丼時に香る煮干しを含めた香りが良い感じ。割と色んなお店に行っていますが、この時点で「あ、凄そう」と思ったのは結構珍しいかも。
最初の印象は「さわやかなエグみ」。なんとも矛盾をはらんだワードですが、これが自分の抱いた感想でした。
煮干しは特有のエグみみたいなものがあって、それを含めて好きな人は好きなのですが、一方で万人受けするものではないという印象。そんな煮干しの持っているエグみみたいなものを感じつつも、一切嫌な感じなくさわやかに抜けていくんですよね。だからさわやかなエグみ。
鶏の柔らかく甘みのある感じと煮干しのエグみもありつつも旨味とインパクトのある感じがいい塩梅で握手をしているような印象があります。そんな粘度も高めのスープがパツパツの細麺にしっかりと絡んでこれも相性抜群。
トッピングのチャーシューももちろん美味しいですし、海苔はスープに浸して、麺と絡めて頂くと磯の香りがふわりと抜けて、これもまた好相性。
デフォルトで1,400円近いというなかなかな強気価格ではありますが、そもそもトッピング自体が豪華なこと。それから、レベルの高さを考えると余り問題になるレベルではないかなぁという感じ。
ごちそうさまでした。点数を付ける時、どうしても「この後にもっと上のものが来たらどうしよう」と思ってギリギリまできりつめてしまう癖がありますが、個人的にはもっと高くてもいいくらい。
今年で一番どころか、今まででもトップクラスかも。完全予約制の持つ実力の片鱗を見たかもしれません。これは今年の課題店は「Ramen Break Beats」かな。
ワンポイントまとめ
・ファストパス制を採用しているが夜は比較的入店しやすい
・鶏と煮干しの良いところをかみ合わせた一杯
・2024年どころか今までに食べたラーメンでもトップクラス