「朱に交われば紅くなる」シリーズの読者様へ/瑠壱は智を呼ぶ
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どうも。お久しぶりです。まあ「朱に交われば紅くなる2」の連載終了からはそんなに経っていないんですけどね。
既に近況ノートなどでも触れているとは思いますが、本作「瑠壱は智を呼ぶ」は「朱に交われば紅くなる」シリーズの話と設定を再編成し、改めて「新作」という形で連載を行うものとなっております。
その為(カウントダウンSSでも触れてはいますが)、キャラクターの名前が中途半端に「朱に交われば紅くなる」と同じだったり、登場タイミングがかなり違ったり、持っているバックボーンに変化があったりと、割と「似ているようで別作品」になっております。
自分の知っている限りでも、連載作品が、途中でタイトルを変えて新しく再出発するという例は無いわけではありません。
例えば「とどのつまりの有頂天」なんかは、連載誌、もっと言えば出版社の移籍に伴って「雨でも晴れでも」と名前を変えて、いちから連載をスタートさせています。
漫画の例で言えば「ARIA」も元々は「AQUA」というタイトルでした(詳しい経緯は調べていないので知りません。興味のある方は調べてみてください)。
自分が知らないだけで他にももっとあるかもしれません。
ただ、それらと比べても大分作品の内容が様変わりしています。イメージとしては「半分そのまま、半分新作」みたいな状態になっています。
何故か。
答えは簡単です。
珍しく自分が「完全新作にするのは惜しい」と思ったからです。
作品の方向性を含めて、修正をしたいところはある。けど、土台は間違ってない。そんな確信の元あえて前作の名前や要素を残した形での再スタートとなりました。
多分、シナリオ自体はかなり変わります。ただ、随所に「朱に交われば紅くなる」の雰囲気は残っているんじゃないかなぁと思っています。
と、まあ、そんな感じで、割と「歪な作品」となっておりますが、よろしくお願いいたします。
後、「2」まで連載していた関係上、「あちらではもうとっくに出ている要素」が伏線として暫く謎のままだったりしますが、そっとしておいていただけると幸いです。多分そんなないとは思いますが。
それでは、「あえて」完全新作とせずに、リライトに近い形で組みなおした新作「瑠壱は智を呼ぶ」を、よろしくお願いいたします。