子どもは親にこんな刺激をくれる

さて。
前回書いたアメリカ旅行。概算してみたらザッと２週間で８０万ほどかかる…ということで今回は断念してみた。
その他、今月に入ってから大慌てしたこともあり、考える余裕もなく過ごしてしまっているため、気持ちの余裕もない。
来春に行こうと思うけどそのころには為替レートがなんとか円安から抜けられてるといいな。

さて、世の中は３連休だなあ。
アタシも１日から３連休。今日は最終日だった。

昨日、友だちの娘っ子が北海道から選ばれた高校生２０人に入り、カナダに７週間留学する、その出発を見送りに行った。
すごい、選ばれてる時点で素晴らしいし、この勇気がすげえな。
１０代の時に留学行こうと思える勇気は私には無かった。
それを送り出せる親である友だちの勇気と財力もすげい。

土曜日に見送りだったんだけど、空港で働いているのに土曜日の混み具合を見誤り駐車場の混雑を忘れていた。
１１：３０に見送りとの予定、空港に着いたのが１１：２０。
本当にいつもギリギリの女だ…でも間に合ってよかった。

選ばれし高校生たちがJALカウンターに並んでいた。
わああ、すごいぞ、みんなかっこいいよ〜とオバチャン勝手に感動。
すごい勇気、そして親御さんたちもすごい（二回目）
緊張も見られたけど女の子はみんなお化粧バッチリ（笑）かわいい。
友だちの娘っ子も緊張していたけど彼女は度胸が本当にあるな。
物怖じせずに周りの子と話せていた。
一人ずつ荷物を預けてチェックイン。
先生の説明を受けて、手荷物検査場に入っていく。
わあ、７週間どんな経験をしてくるんだろう。すごい、かっこいいよ！！
隣りにいた友だちの気持ちに勝手に共感。
わあ、親は子どもが少しずつ自分から離れていくのをこうやって経験していくのか、とじんわり思った。
ちょっと振り返って手を降って出発して行った。
親である友だちも「いってこ〜い」と見送れる母ちゃん。かっこいいぞ！

親でも無いのに写真をたくさん撮る自分がいて、「親ってこんな気持なのかしら」と思った。
思えば去年アタシがニュージーに旅立つ時、うちの父ちゃんも録画してたわ（笑）

見送った後にそのまま友だちのうちへ。
「親は子どもの人生を通して、２回成長を経験するんだね」と話した。
親本人の成長と、子どもを通して見る人間の成長。
自分の学校生活の経験と、子どもを通して経験する学校生活。
親になるということは、子どものおかげで大変なことも素晴らしいことも、このようにして人生に刺激を受けて経験していくんだなと改めて思った。
親になるってすごいなあ。
親になって見える景色がある。
でもそうじゃなくてもいい、それは自分が決める。
親を辞める人だっている。人間は適材適所があるから。

私は昨日、友だちの人生を通して親をやるということを見た気がした。
一部の切り取りだけど、友だちの気持ちも聞きながら、「◯◯は今何をしてるかな」と思い合う関係性が分かった。
友だちの家にいる間中、「今頃成田かな」「飛行機飛んだかな」「疲れたから寝てるかな」とたくさん話した。
家族とはこういうことなんだなあ、と。

うちの親にもそれがあっただろうなあ、多大に（笑）とは思う。
うちの両親の場合、両方ともに心配性だから心配しながらいろんな場面を見送ったのかと思う。「いってこ〜い」じゃなく心配かと。
社会人一年目で釧路に行った時に、毎月（笑）うちに来ていた帰りの車内で毎回泣いていたという母。もー本当に弱い、まあそれが良さなのかとも最近は思えるようになってきたかも。情に熱いけど弱いから自己防衛もつよつよタイプ。バカにされたくない。
わあ面倒くさいけど、見事にDNAなんだなと自分も思うわ。

最近結婚した友だちも同じことを言っていたなあと思った。「私のことを心配したり思ってくれる存在がほしいと思ったから婚活を始めた」と。
そして彼女は今結婚生活を送っている。
幸せそうで本当に良かった。もともと素敵なのに、もっと素敵になったと思った。

わー素敵だな。人を思うということってすごい。