グレーの話

昨日、BTSのユンギとエピックハイのタブロのYouTubeが配信された。
ユンギが定期的にやっている、飲みながら話す30分番組で、
毎回面白く奥が深い話が聞けて楽しみにしている。


その中で音楽を発表した際にラッパーとしてのスタイルに批判を受けたという話が出た。
ラッパーはクールで相手をディスってナンボだというスタイルが多いけど、
タブロは自分の弱さや感情を歌詞にして発表したら批判されたと。
ユンギが受けた影響はここにあるんだなぁと思いながら聞いていた。

 
人が弱さとか辛さを表現すると「みんな辛いんだ」とか「もっとつらい人もいる」とか言われがちで、SNSでもかっこいい自分や充実した日々を投稿すると賞賛されがち。
でもその弱さや辛さに共感する人も増えてきているので認められるようになってきたと話されていた。


そこで「どうして人はこっち・あっちと線引きしたいんだろう」という話が出て、「白黒はっきりさせたい人が一定数いるけど、実はグレーな人が多いんじゃないか」という流れに。
療育界隈でこれを言う人がまだいるけど、本当に。人はそう言い合う生き物なんだろうなぁと思う。
某教育委員会に行った時に元担当の子のお母さんが言われた「お母さん、この子は限りなく黒に近いグレーだよ」という話を思い出す。
あの人はこういうところがあるから、あそこの事業所のやり方はどうだ、とか。
正直、自分にも身に覚えはあるなぁ。
かつての自分もそうだったけど、あの時はやはり自分の正当性や、何か劣等感があってそう言って自分を優位に立たせたかったんだろうな、と思う。
人を下に見たい思いは誰にでもあるし、拭えない。それが強く出るか出してるか。これも個性というものになるのかな。


自分は自分でいいんだ、あなたはあなたでいいんだと思える関係性や環境があるかどうかで、豊かさが決まるのかなぁ。
心が満たされたり、自信がつくのはそういうことだよなぁ。
適材適所。

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