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問題解決のための基本事項

割引あり

今回は、問題解決のために知っておくべき基本事項や考え方などを書こうと思います。

困りごとを解決するために、ドアをたたいたはずなのに、全く解決していないのではないかというような方も残念ながらたくさんいらっしゃいました。

相談者だけでなく、相談を受ける側(対応者)の対応も大いに悪いのですが、それでも、苦しみ続けるのは対応者ではなく、相談者の方です。

  • 問合せをしたけれど、自分が目的とする機関ではなかった。

  • 難しい制度の説明をこれ見よがしにするけれど、結局、自分が知りたいことが分からない。

  • いろいろアドバイスをくれたけど、今後、どのようにしたらいいか分からない。

  • 相手や会社の反応が怖くて、取り下げてしまう。

このようにならないために、相談者として気をつけるポイントを列記します。


抱えている問題解決にふさわしい機関を見つける

そもそも、自分の困りごとを問い合わせるにあたり、どこの機関が一番適切かを見極める必要があります。
やみくもに、どこにでも駆け込むと、たらい回しになり、同じことを何度も説明しなければならないという状況になります。
会社に関連する組織は『内部組織』と『外部組織』がありますが、どちらがよいか考える必要があります。

組織の特徴についてはこちらの記事をどうぞ。

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『トラブルを解決する』という明確な意思を持つ

一見抽象的に聞こえるかもしれませんが、相談者がトラブルを解決するという明確な意思を持つことがとても重要です。

頷き係や飲み会リーダーは無意味

私が今まで見て来た対応者の同僚の中には、ただ話を聞きながら『そうだね、辛いですよね』とただ相槌を打つだけの人や、『元気出して!飲みに行こう!』となぜか、飲み会に誘う人など様々な人がいました。
一見、被害者に寄り添い、優しい対応者に見えますし、自分が相談者の場合、このように優しくされると、まぁいいかと思ってしまう人もいるのです。

ですが、どのケースも解決に至る事はなく、ただひたすら相談時間や回数が伸び、相談者が諦めるという有様で、ひどい時には散々時間を使ったあげく、相談者から『お酒を飲んでも解決しませんよ!』と言われることもありました。あり得ないなと思うのですが、対応者にこのような人がいることも現状なのです。

相談するにあたり、自分を肯定してくれる人・耳障りの良いことを言う人が、目の前の問題を解決してくれる人ではない、ということを念頭に置いて置くことが必要です。これを理解していないと、とんでもなく時間がかかり、対応者とは仲良くなれるかもしれませんが、問題は一向に解決しないままです。

本質を見抜く対応者とは?

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