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【短編小説】転校生がやってくる!

学校に転校生がやってくるらしい。 どうやら親の都合で隣町から引っ越してくるみたいだ。 ぼくが通っている学校は小さな町にある小さな小学校だ。 校舎は小さいけど運動場は広いし遊具もいっぱいあるし友達もいっぱいいる。 ぼくのクラスは全員で15人いる。 遠くの学校に行ってる従兄弟の話を聞いてると同じ3年生でも都会の方は組に分かれているらしい。 1組が30人くらいでそれが3組もあるそうだ。 30×3で90人だ。 従兄弟には「少ないね!」と驚かれた。 従兄弟の話を聞いていると面白そう

    • 【なんてことない日記】おさんぽ記録

      眠れない。 きっと先月に頑張りすぎたツケが回ってきたのだろう。 11月は休養期間にしよう。でもネットの料金を1ヶ月くらい払えてなくて家にいてもやることないんだよな。とりあえず眠くなるまでおさんぽする。 この時間に外に出て気づいたけど3時半頃にはもう駅のホームが明るい。前に2時くらいに来た時は暗かったのに。 この時間から駅員さんは仕事の準備を始めるのかな。大変だな〜。 フラフラ歩きながらマンションの電気の着いている部屋を探す。だいたい一棟あたり2, 3部屋は明るい感じ。あの

      • 予想に裏切られたいんです

        予想に裏切られたいんです。 文学や芸術に触れる時、自分の予想が裏切られるような展開が大好きです。 例えば音楽だと単調な繰り返しのバスドラムが急にリズムを変えてきたり、今までずっと4つ打ちでノッていた音楽が急に三拍子になったり、とてもコーフンしますね。 文学は予想の裏切りにかなり幅があるように思えます。 映像作品と違って読者が勝手に登場人物やそのバックボーンなどを頭の中で想像するので、実は主人公は人間じゃなかった!などのとんでもない予想の裏切りなどを作ることができます。 そう

        • 【短編小説】沈む街の水族館

          「まもなく、湘南台行きの電車がまいります」 男は急ぎ足で桜木町駅の階段を上がる。 帰りにコンビニに寄って夜飯を買ったせいで21時7分発の電車に乗り遅れそうになる。 明日はデートの約束がある。いち早く自宅に帰って体を休ませたいという気持ちが披露した体に鞭を打つ。 電車の出発音が鳴る中、ギリギリで電車に飛び込む。乗客の冷ややかな目など露知らずまっすぐに椅子へと向かっていく。 空いている席に腰を落ち着かせゆっくりと瞬きをする。街頭に照らされ青く透き通った外の景色を眺めているとデ

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        【短編小説】転校生がやってくる!

          【なんてことない日記】ライバル出現

          今日も今日とて深夜の公園に赴く。 目標はもちろん第一公園! あのバネがついた揺れる遊具に乗っかって音楽を聴くのが最高なのだ。 ワクワクしながら第一公園に向かったけどなんと先客が! 珍しいな。 カップルがベンチで談笑している。 まあ3連休の中日だししかたないか。 邪魔するのも悪いし、仕方ないからちょっと遠いけど第二公園にでも向かう。 第二公園についた! 滑り台にごろ~んと寝っ転がる。 冷気で冷やされたアルミニウムが背中にあたって気持ちがいい。 目を開けるとそよ風に揺れる木々

          【なんてことない日記】ライバル出現

          雨の土曜日

          朝に起きる。 アラームが鳴る。 体が重い。 きっと気圧のせいだろう。 先週はこの時間に起きていたなんて想像がつかない。 締め切ったカーテンは朝の陽射しを通さない。 こんなに気持ちがいいのに起きるなんてもったいない。 昼に起きる。 夢に小説のヒントがあった気がする。 とてもおもしろいオチを思いついた。 メモをしようとスマホを取り出したがその時にはもうオチを忘れてしまった。 もう一度思い出したいと思いまた眠る。 夕方に起きる。 音楽を聴く。 落ち着いたメロディーに憂鬱な歌詞が

          雨の土曜日

          恐怖!メタモルフォーゼ星人

          みなさん、自分のキャラを意識しながら生きていますか? キャラというのは自己プロデュースとして自分でつけるものと他人のイメージでつけられるものの2つあると思います。 前者は例えばミステリアスなキャラだと思われたくて前髪を目にかかるまで伸ばしちゃったりするやつです。 後者は例えば明るいキャラだと他人から思われているが故に無理して明るく振舞ってしまうやつです。 ぼくは他人の理想とするキャラに変化しながら生きていく人間をメタモルフォーゼ星人と呼んでいます。 大体は自分がなくて他人

          恐怖!メタモルフォーゼ星人

          10月振り返り

          10月が終わったみたいです。 今年はハロウィンを全く感じなかったなー。 去年は最寄り駅に仮装をした子供が沢山いてかわいいなーって顔をしながらニヤニヤしながらハロウィンを感じたんですけど今年はそれすらなかったですね。 それはさておき、10月はたくさん文字を書いてみました。 文化の秋ってやつですね。 だいたい最寄り駅に向かう途中になにかこっかなーって考えて、通勤電車に乗ってる1時間の間に書くって感じでした。 何を書くか決めるまでは悩むんですけどテーマが決まったら意外とすらす

          10月振り返り

          気圧のせいだから大丈夫

          ベットから起き上がれない朝も、人生がうまくいかないと嘆く夜も、全部、気圧のせいだから大丈夫。 低気圧のせいで調子が悪くなる人いますよね。 ぼくは残念ながらそんなことはないのですが、低気圧アピールされるとなんだかうるさいな〜って思ってしまいます。 ほんとに辛い人には申し訳ないんですけど。 病気だったり特異な体質のアピールってなんであんなにしたくなるんでしょう。 最近だと自称ADHDについてネットメディアで流行りましたかね。 自称しちゃう理由としてはアイデンティティの獲得と言

          気圧のせいだから大丈夫

          冬フラゲ

          北海道に行きました 寒かったです。 なんでしょう、気温だけではいえない寒さってあるんですね。 たしか10℃くらいでしたが、東京の10℃とは別物でした。 コンビニの裏でたばこを吸ってたんですけど、いつまで煙でるんだと思ったら、息が白くなっててビックリしました。 一足先に冬をフライングゲットですね。 おもしろいな〜と思って友達にLINEするために自撮りしてたら隣のおばちゃんから冷たい視線を感じました。 おー、さむっ! 冷気も肌を刺すような痛みがあり日が落ちてから外に出る

          冬フラゲ

          夕焼けはハレーション

          来週は北海道に旅行に行きます。 人によって何を目的として旅行に行くかは様々だと思います。 なにかのイベントに行く人、地域の美味しいものを食べに行く人、美しい景色を見に行く人、 ぼくはそこまで旅行好きではないですが、上に挙げた目的でいうと「美しい景色を見に行く人」に当てはまりますかね。 こういう話を友達にすると、いままで見た中で一番よかった景色ってどこ?という話題になりました。 なかなか難しいですね。 沖縄のリゾートホテルからみた海を望む景色かな?それとも霧がかった筑

          夕焼けはハレーション

          Suicaを落とした話

          今日は出勤中にSuicaを落としました。 今年に入って2回目です。 めでたい。 ぼくは出勤する時は財布を持ち歩かない(プライベートのバッグの方にいれたまんまになってる)ので会社に着いたはいいものの帰るすべがありません。 前は上司に頭を下げて現金とPaypayを交換して貰いましたが、今日は運悪く上司が会社にいません。 昼から外にでないといけない用事があるのに。。。 仕方なく後輩に頭を下げて借金をしました。 先輩としての威厳、ゼロですね。 田舎の実家の方にいたころはよく

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          インターネット人間観察

          ぼくは匿名の人が書いた文字を読むのが好きだ。 人間模様を描いた小説も好きだけどインターネットに落ちている、有象無象の人間が書いたエッセイを読んでる時がいちばんワクワクする。 普段、人間は自分の本心を隠したまま生きているけど、匿名という仮面を手に入れた瞬間、心は丸裸になり、生み出される文章はリアリティを得て、読み手は書き手の世界に入り込むことができる。 思い返せば、ぼくがはじめて自慰に使った媒体も文字だった。 平安時代の人間ならまだしも2000年くらい生まれの人の中では珍し

          インターネット人間観察

          バルコニーに消えゆく

          ぼくは毎朝1Kの小さなアパートで目を覚まします。 眠い目を擦りながら小さなバルコニーに出てたばこを吸いながら外の様子をボーッと眺めるのが休日朝のルーティンです。 人気の少ない閑静な住宅街が朝の日差しに照らされ、1枚の美しい写真のように写り、暑くもなく寒くもない秋のまどろみが心に充足を与えてくれます。 陽気に照らされたぼくの脳は過去の世界へのトリップをはじめます。 ぼくは長く続いた人間関係が少なく、仲良くなったけどもう連絡をとっていない人、連絡をとれない人がたくさんいます

          バルコニーに消えゆく

          夜の公園のススメ

          みなさん、大人になってから公園にはよくいきますか? 今日はぼくの公園の楽しみ方についてはなそうと思います。 1点断っておくと、ぼくは夜の公園の専門でして昼の公園の楽しみ方についてはその道の方に尋ねてください。 ぼくがよく行くのは公園と言ってもたいそうな名前がついているような大きい公園ではなく住宅街の隙間にあるような小さな公園です。 深夜は0時を回る頃や、飲み会の後、今日が終わって欲しくないって時にぼくはなにかを求めてよく近所の小さな公園にいきます。 時々、夜の公園に一人

          夜の公園のススメ

          リクツボーイ

          ぼくはたぶん音楽、すきなんですよね。 一日のうち何かをする時間以外はだいたい音楽を聞いていると思います。 有名なバンドだったり流行っている曲は聞かない(逆張り気質のため)ので普段の会話では音楽が好きなんて言ったことないと思います。 会話が続かないので、、、 なのでぼくは現実世界で生きていて音楽談義はできないのですが、一人でぼくはなんで音楽が好きなんだろうか?ということを考えたことがあります。 ぼくは物事の理由について考えるのが大好きです。思い返せば中学生くらいの頃でし

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