#036.【アスリート】 「ハイ!」と言い慣れていませんか?
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今回は久しぶりにアスリート向けのテーマです。
部活動の監督やコーチは学生からするとチームの中で最高位の存在で、場所によっては神のような存在になっていることも少なくないはずです。あなたのチームはどうでしょうか。もちろん監督やコーチを慕ってリスペクトすることは大事なことではありますが、行き過ぎて崇拝するレベルまでいくと危険な気がします。今回はそんなお話しです。
テーマにもある通り、「ハイ!」という言葉を普段から言い慣れていませんか?何をするにも「ハイ!」、どんな質問にも「ハイ!」。当たり前ですが、「いいえ」と言う状況もあるでしょうし、自分の言葉で返答したほうがいい状況もあるはずです。
何でもかんでも「ハイ!」と言う返答しかないチームやアスリートに関してはとても違和感を感じます。本当にそう思っているのだろうか、ただ単に形式的に返答しているだけではないだろうか、そう感じることは多いです。
と言うのも、僕自身大学時代に卒論を担当していただいた担当の准教授が卒論のメンバー全員に「意味のないハイを使話ないで、正しく返答しなさい。」と言い続けてくださいました。私個人的にですが、どこか刺さった言葉だったのでよく覚えています。
『意味のないハイ』という言葉ですが、相槌で使う機敏な「ハイっ!」ってやつですね。相槌で使うので受け手からすると、話をしっかりと聞いているように見えますししっかり理解してくれたんだなと捉えることができます。ただ、本当に理解しての「ハイ!」なのかが怪しいところなのです。発声としてただ出ているだけなことも結構あると思うのです。
違うと思ったら「いいえ」と、分かったのなら「分かりました」と、思ったことがあるのなら「〜〜です」「〜〜だと思います」と、分からなかったら「もう一度お願いします」や「それはこう言うことでよろしいですか」としっかり伝えてほしいです。
「ハイ!」といったと言うことは、相手はすべてをYESと捉えて完璧に伝わったと理解しますので、その後、すべて自分で責任をとることになります。「あの時『ハイ』と言ったとな?」と言われてしまえば、否定のしようがありません。
返答は適切に、すべてが「ハイ」「YES」で済むわけがありませんので。
でももし、言えない環境であったり、それしか言わせない監督やコーチがいるのならそれは環境やコーチたちが悪い。言いたいことは言える場であるべき。