#024.【指導者向け】 女性選手との関わり方
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自分でも驚くことに2021年以降、指導の機会をいただいているチーム・個人契約の選手ともに9割が女性アスリートです。
Physical Edu.を開業した2020年当初はこうなるとは全く予想もしていませんでした。どちらかというと、男子選手のコーチや男子チームでバリバリにやっているようなイメージを持っていた気がします。
正直な話、女子チームを見るときも女性アスリートと個人契約を結ぶときも割と不安の方が大きかったのは事実です。その最たる理由が『性別の違い』です。
たとえば、思春期をむかえた選手ともなれば女性特有の問題についても考慮しなければならなかったり、身体調整として手技をやる場合でも選手たちの体に触れることに結構気を使ったりします。
一方的に考えすぎじゃないかと言われることもありますが、競技を本気で頑張るあまり自身の健康を害してしまっていることも少なくありません。彼女たちの将来を蔑ろにしないためにも、競技以外の人生にも目を向けてあげなければいけません。または気を遣う別の理由としては、場合によってはトレーナーであっても男性として立場が弱くなる可能性があるからです。
男性には分からない領域がある
私は知識としては月経のメカニズムやそれにかかわるホルモン・栄養素などを知っていますが、それを経験したことはありません。どれだけ体に負担がかかるのかや生活でのしんどさを経験することはできません。なので、安易に「俺はすべてを理解できている!」みたいなことをウリにすることはできません。だって分からない領域なので…。
以前大学時代の友人からこんな話を耳にしたことがあるのですが、学生時代に「練習を休んだからレギュラーから外す!」とか、安易に体型の話に踏み込んで「それじゃ勝てない!痩せろ!」とか、無責任な発言をするのはまずいです。
頭で理解しているということと経験しているかどうかは全く別の話です。理解しているからといって「あーしろ!こーしろ!」と助言だけされても女性選手からすると困るはずです。
p.s.
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