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#006.【指導者向け】 何のための声出しなのか
noteをご覧いただきありがとうございます。S&Cコーチの本田です。
いつもnoteをご覧いただきありがとうございます。
先日Twitterにこんなツイートをしました↓↓
練習中ずっとただ声を出し続ける。
— 本田創大 Souta Honda (@sou_physicaledu) April 21, 2022
チーム練習のなかで何のために声を出すのか?
声出すだけで上手くなるのならやるけど、そうじゃないでしょ。
監督やコーチが言う「声出せ声出せ!」は『何のために』が伝わっていないなら鬱陶しい小言にしか聞こえない。
私は中学校まではバスケットボールを、高校からは陸上競技を専門にやってきましたが、やはりチーム競技であるバスケットボールをやっていたときの方が『声出し』の決まりは厳しかったです。
当時の本田少年には、全力で大声を出して応援の練習をさせられたりシュートが決まるごとに張り裂けんばかりの声で数を数えさせられる意味が分かりませんでした。練習に集中したいのに声出しだけでシンプルに喉が乾いて疲れてパフォーマンスが続かなかった記憶があります。
そもそも論、やはり『声出し』『声かけ』と言うのは特定の目的を達成するために用いるコミュニケーションスキルの1つです。決して頑張ってる感を出したり活気のあるなしを判断するための指標でもないはず。
"なぜ声出しをするのか?" 指導者はその理由を明確に伝えておくべきだと私は思います。「出さなければいけないものなんだから、黙って出せ!」ではそりゃー不満は現れます。残業はやって当たり前なんだから黙って残業しろ!みたいなもんでしょうか。
なぜ声出せと言っているのか、その理由が分かれば声出しの他に自発的なコミュニケーション・声掛けが生まれる(こともある)。
— 本田創大 Souta Honda (@sou_physicaledu) April 21, 2022
ワーワー言うだけでも、それはそれで疲れるのよ。
活気は大事かもしれんけど、うるさいだけの声出しは活気じゃない。
ワーワー叫びながらみんなで長時間並んで走ったりしないで、手っ取り早く理由を説明して、選手たちに理解してもらった上で、選手たちから自然と声かけが生まれるような環境上手につくることが指導者の役割ではないでしょうか。
自然と生まれた鼓舞の声掛け、自然と生まれた賞賛の声、自然と生まれた議論、それらにこそ価値があるはずです。
プロフィール
- 本田 創大(SOUTA HONDA)
- 個人事業主(Physical Edu.代表)
公式HP:https://www.sou-physicaledu.com
- S&Cコーチ/スプリントコーチ
- 長崎県島原市出身/現-京都府京都市在住
【略歴】
2020 長崎大学教育学部保健体育専攻卒業
2020 Physical Edu.開業
2020-現 Improve KYOTO 契約トレーナー
2021-現 履正社国際医療スポーツ専門学校 非常勤講師
バスケットボールコース女子 - S&Cコーチ
2021-現 京都産業大学付属高等学校 女子バスケットボール部
S&Cコーチ
【資格/免許等】
- 中学校, 高等学校教諭第一種免許状(保健体育)
- NSCA認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)
- 認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト(CSCS,*D)
- EXOS認定パフォーマンススペシャリスト(XPS)
- EXOS認定フィットネススペシャリスト(XFS)