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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2024/12/28

 最近聡太くんはサプリメントを好まない。お腹の調子をよくするサプリメントなのだが、パウチにかけて与えるとどうしても「ぼくこれいらない」となる。
 これを摂ってくれないとお腹の調子が悪くなるのである、ちゃんと食べてくれないと困る。しかしよほど猫的に変な匂いがするのか、砂をかける仕草をサカサカとやっていることが多い。ただしすんなり食べてくれるときもたまぁにある。
 このサプリメント、確か説明文によると猫の好きな味であるはずだ。なぜサカサカするのか。やはり海外製は大味だったりするんだろうか。
 聡太くんはあんまり人間の食べ物に興味がない。なんでも口に入れようとした子猫時代が嘘みたいだ。
 子猫のころはゆで卵などを強奪して食べないものの走り回り、アジフライをもぐもぐ半分食べた。でも最近では焼き魚にちょっと興味を示すくらいで、人間の食べ物を欲しがることはほぼない。
 たまちゃんはお魚を食べていれば「それをすこしください」とやってきて母氏をチョイチョイしていた。ウナギなんか触ってから食べていた。聡太くんにもおいしいものを食べさせたい、だからちょっと寂しい。
 でも人間の食べ物なんて猫には毒でしかないのだから、それはそれでいいことなのだ。ちょっと寂しいけれど。

シャコバサボテンがフラワッている。


 最近キーボードへのネコハラが激しい。キーボードでなにか打っていると「つめて」とぐいぐい押してくる。端的にいって邪魔である。
 それは要するにファンヒーターの温風直撃地点である、テーブルの上の一部分を占拠したいという気持ちからの行動だ。やめなさい。
 聡太くんはよくファンヒーターの温風直撃地点で溶けている。猫は溶けるものだ。でもたまちゃんはもっとアグレッシブに、ファンヒーターの前で寝ていた。というかファンヒーターって語呂がサンシーター(爆上戦隊ブンブンジャーより)に似ている。どうでもよかったか。
 要するに家のなかが寒いんである。東京の民家のように寒いわけではないが、3人で暮らすにはちょっと広すぎるし、ストーブを止めるとあとはもうただただ寒いのだ。
 なので家族全員、聡太くんが寒くないか心配している。たまちゃんの晩年にはエアコンをつけていたと思うがエアコンなど秋田県の寒さと戦うにはあまりにも弱い。今年は特に寒い、去年一昨年と暖冬だったせいで人間も寒さでダメージを受けている。
 いちおう聡太くんが来た年の冬に、35度程度のぬる〜い温まり方をする犬猫用の板状のあったかいやつを買ったのだが、あれは初手から完全無視であった。解せない。

\ドン/


 聡太くんは猫としてはちょっとどんくさいのではないか、とときどき思う。
 たとえば台所のシンク下の戸棚や引き出しを開けたとき、たまちゃんなら人間が閉めるまえにするりんちょと入っていたのだが、聡太くんは開いているのを見ると「あっ! あそこあいてる! はいってみよう!」と一瞬考えるらしく、その間に閉められてしまう。
 これはきっと元野良か生まれついての飼い猫かの違いなのだと思う。たまちゃんは過酷なところで生きてきた子猫だった。おそらく母猫に見捨てられたのであろう。道端で小さくなって干からびるのが先かカラスに狙われるのが先か、という状態のところを助けて連れ帰った。だから野生というところの厳しさを知っており、身のこなしが素早かったのではないか。
 一方で聡太くんは生まれたときからの飼い猫、いわば徳川家光である。母猫の乳を潤沢に飲み、もしかしたら子猫のうちにちゅーるを知ったかもしれず、怖い目に遭うことなくのーんびりと生きてきた。
 だから身のこなしがのんびりしている。戦を知らぬ太平の世の将軍さまなのだ。
 それはそれとして来年の大河がめちゃめちゃ楽しみである。2年連続の合戦シーンなし大河だ。いや今年の大河は刀伊の入寇があったけれども。
 これから何年も聡太くんと一緒に大河を観たい。でも大河を観ているときに破壊工作をするのは勘弁してほしい。

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