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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2025/1/20

 きのうの昼、ちょっと実験ということで、カルカンパウチにサプリメントをかけないでお出ししてみた。これで食べればサプリメントが嫌いであるという証明になる。
 サプリメント以外はいつも通りにパウチをチンして、聡太くんの食事を置いているスペースに置いてみると、聡太くんはカリカリをいくらか食べて、「ぼくこれいらない」という顔をした。皿をとって顔の前に「ほれ」とやると、サカサカ……と臭いものを隠すしぐさをした。冷めたら食べた。食べ終わって少ししたら健康なブツをぷりっと出した。
 もしかしたらパウチをチンしすぎているのかもしれない。猫だから猫舌ゆえ「これ、あっつい……」となったのかもしれない。きょうはあまり熱くしないで与えてみようと思う。
 てっきり匂いがするほうが喜ぶと思って、熱々にチンしていたわけだが、どうやらそれは人間の勝手な思い込みだったらしい。ごめんよ。

 聡太くんはビックリするほどテレビに興味がない。鳥が飛んでも猫が鳴いても無視する。「ほら鳥さんだよ!」と声をかけても「それで?」みたいなリアクションだ。
 きのうは大河の次回予告に猫が出てきて「ニャーン」と言っていたのだが、聡太くんは完全に無視して寝ていた。そうか、猫に興味がないのか。きみは猫なのに。
 世の中の猫のみなさんは、テレビに鳥が映れば取ろうとし、猫が映ればケンカを売るではないか。あの穏やかなたまちゃんだって、日曜日の朝、「さわやか自然百景」が始まりオープニングが流れるとシュタタタとやってきてテレビの前に待機していた。
 まあ猫の目にテレビはコマ送りに見えるらしいので、聡太くんのように自分を人間だと思っているかもしれない猫からしたら「ふーん」で終わるのかもしれない。外で鳥が鳴いていれば「なんだなんだ」と見にいき、近くまできたら「ヒャンヒャン……ヒャンヒャン……」と鳴いているので、鳥自体は好きらしい。
 聡太くんは極めて天上天下唯我独尊の生き物で、ひょっとすると自分を人間だと思っているのではないだろうか……とときどき思う。猫だと思っているとしても、自分を家族で一番えらいと思っているのではあるまいか。お殿様だ、世界でいちばんお殿様だ。
 お殿様といえば秋田県知事こと佐竹の殿様が、ローカルニュースなんかで見るかぎり最近やや腰が曲がって歩くのが大変そうで、任期の間元気に仕事ができるのだろうか……と心配している。この人も猫が大好きな人だ。オチョチョである。

 父氏と聡太くんの攻防が毎日繰り広げられている。父氏がアルコールを摂取していると、聡太くんはテテテテとテーブルの上を歩いて「どれどれ」と匂いをかぎに行き「うわあこれすっごくくさーい!」と砂かけの仕草をしてグラスを倒そうとする。父氏はそれを「これ!」と叱るのだが、だいたい意味がない。
 叱ったって意味がないんだから置かないでおけばいいじゃん、と思うのだが、父氏は「(わたしの名前)だってやめなさいって叱るじゃないか」と言う。
 わたしが言いたいのは、酒のグラスをそのへんに置いておくからサカサカしに行くので、酒のグラスを置きっぱなしにするのは良くないのではないか、ということだ。
 わたしは叱ったって無駄なのは百も承知で「こら!」と言っているのである。なにせ聡太くんはお殿様なのだから。

「どうも、とのさまです」


 聡太くんがよくテーブルの上で溶けているので、その隙に爪をいくらか切ることに成功した。
 左のおてての爪を切ることができたのだが、ちょっと伸びてきて尖ってきた。そして右のおてては爪なんか切らせてもらえない。断固拒否だ、昼のパウチ以上に断固拒否だ。
 猫にも利き手があるのだろうか。というか右利きだから右手の爪を切るのを拒否するのだろうか。そしてどんなに爆睡していても爪切りを持ち出すと起きるのはなぜなのか。
 まあ爪は猫最大の武器なので、爪切り断固拒否はしょうがないのかもしれないが、きみはネズミや鳥を捕まえる必要がないのだから、爪を切ったっていいんだよ、と思うのだった。

 なお小学館ライトノベル大賞の二次はまだ出ていなかった。昼とかに出るのだろうか。

【追記】
 小学館ライトノベル大賞、見事に二次落選でした! いい夢見たぜ!! 泣いてなんかないんだからね!!

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