きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん及びヘドロ飼い主 2023/6/28
聡太くんはぜんぜんチビじゃないのについ「ちびちゃん」と呼んでしまう。「おちびさん」とか「ちび太」とか、そういうふうに呼んでしまう。
可愛いから仕方ないといつもの結論になりそうだが、触れば噛みつくしでっかいし、ただただ可愛いという感じではなくなっている。猛獣だ。たまちゃんなんかよりよっぽどの猛獣だ。
それなのにたまちゃんには言わなかった「ちび」呼ばわりである。本人も不服だろうと思う。
なんでなんだろうと考えたとき、たまちゃんは姉で聡太くんは弟なのではないか、という地点がちょうどいい落とし所なのではないかと思う。たまちゃんはときどき「おたま姉さん」と呼ばれていた。まぎれもない姉である。
たまちゃんを拾ってきたとき、わたしはまだ中学生だった。だからたまちゃんは容易くわたしより年上になり得た。しかし聡太くんは三十路になってからやってきた子だ。まだしばらく歳を追い抜かれることはない。
それで「ちびちゃん」呼ばわりをしているのだと思う。そして本人も「ちびちゃん」と呼ばれてわかった顔をする。自分の名前を何種類覚えているのだろうか。
ここ最近暑くてしんどい日が続いている影響か、どうも妄想が荒ぶっていけない。流石に脳内盗聴まではいかないが、なかなかひどい妄想が浮かんでくる。聡太くんに危害を加えてしまう妄想がフラッシュしたり、子供のころ恥を書いた思い出が思い出されたりする。
おそらく薬がちょっと減ったのもあるのだろう。でも薬が減ったので集中していろいろなことに取り組めるようになったのも確かなのだ。できれば薬を増やしたくない。
ここでいう妄想、というのは、オタクの女の子が好きな楽しいものではない。ただただおぞましい、病気由来のものである。実際に行動に出すわけではないが、それでも恐ろしい。
妄想自体は暑さに慣れればなんとかなると思うのだが、なんで統合失調なんて病気を拾ってしまったのだろうとただただ悲しい気分になる一方である。
わたしだって高校で友達と楽しく部活をしたり、ちゃんと就職して独身貴族を満喫したりしたかった。こんなヘドロみたいな人生はいやだ。なんの勉強もなんの技術もなんの職も手に入らないままババアになっていくのはいやだ。
でももう遅いのである。学校というものを憎むしかできない。悔しい。
読書の今月のノルマをクリアしたので、ぼーっと「千の顔をもつ英雄」を読んでいる。
これは脚本術の勉強用に買ってきて、あまりに難しくて「だめだわからん」と積んでいたものなのだが、いまなら読めるのでは……と開いたところ、読めることには読めるが大変眠くなりながら読んでいる感じである。
来月は読みたいライトノベルがたくさん出るので、それも読みつつゆっくり読もうと思っている。しかしそれにしても眠たい読書である。
文字の塊を怖がるほどガキではないが、段落分けなくひたすら続く文字を追いかけるのはしんどい。翻訳モノだから仕方がないのだろうか。
それからきょうは絵画教室である。聡太くんを描いている。きょうあたりから実際に絵の具で描き込むことになるのだと思う。猫さんたちは元気だろうか。
きのうあまりにしんどいので2回ほど聡太くんを吸った。お腹とか肉球とかを吸った。いい匂いがした。でも聡太くんは顔の触れたところをこれ見よがしに毛づくろいした。なんだかせつないのだった。
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