きょうの聡太くん 2024/11/9
最近よく弊noteのサムネに、ソファに寝転がってリラックスする聡太くんの画像を使っていると思うのだが、あれは「りらっくすしている」のではなく「せんとうもーど」の聡太くんだ。
どういうことかというと、あれはご飯の時間、わたしがケージに入れようと迫ると「いやだ! けーじになんかはいらない!」と断固拒否している姿なのである。
抱っこしてケージに入れようとすると「やめろ〜!!!!」と断固拒否してくるのだが、その体勢はだいたい寝転がっている。アントニオ猪木システムである。
寝転がられると簡単には捕まらない。前脚を掴もうとしても「いやだ〜!!!!」と噛まれるだけである。どうにか前足を掴んでもヌルヌルグネグネとウナギのごとくもがき、断固抱っこされまいと暴れ回る。どうしてこんなに嫌がるのだろう、「ケージにいれば出た後ご飯がもらえる」、という単純な因果関係がわからないのだろうか。
わたしはこうやって苦戦するのだが、母氏はいとも簡単にするっと捕まえてしまう。なんの違いなのだろう。
聡太くんは最近たいへんよいUNKOを出している。たぶんケージに入れられて腹いせにUNKOを無理やり出す、というのが減っているからではあるまいか。
健康というのはたいへんよいものである。きのうはカリカリだってきれいに食べた。健康はやはり大事だ。
それにしてもどうしてカリカリを残しがちになったのだろう。カリカリを残したらカリカリの皿を聡太くんの前にもっていくとちりぽりちりぽり食べるので、マズいというわけではないはずだ。
子猫のころのようになんでも「おいしい! おいしい!」と食べてくれたら嬉しいのだが、もう大人猫なのでそうはいくまい。キャットフードを買いにいったときに「美食を求める猫用」なるカリカリを見つけてしまったが、グレインフリーではなさそうなのでそのおいしいカリカリは食べさせられない。
獣医さんには、「なるべくカリカリで栄養を摂らせてください」と言われている。たぶんパウチがタイ製だからだろう。カリカリを毎日たくさん食べさせるほかないのである。
だから「いらな〜い」と言われてもカリカリを頑張って食べさせるのだ。
きのう聡太くんが膝を所望してきた。はいどうぞ、と膝に乗れるようにすると、膝に対して若干斜めになってのっかった。
温かい、たいへん温かいのだが聡太くんの乗っていないところが寒い。どうせ座るなら真ん中にドンと座ってほしい。
猫はどうしてこう、人間が思っているのと若干違う行動をするのだろう。「違う、そうじゃない」、というのを毎日やっている気がする。
そして人間の膝がほどよく温まると「もういいや」と降りていってしまうのだ。寒いし寂しい。もっと人間にへばりついてほしい。そりゃもう道端で踏んだガムみたいに。
人間が大好きな聡太くんだから膝に乗るのだ、ということは実感しているが、どんなに人間が好きでも自分本位なのが猫らしくていいと思う。
最近聡太くんは人間の食べ物にあまり興味がない……と書こう、ときのうの夜テキストエディタにメモしていた。
しかし若干寝坊気味に(それでも6時台起きなのだが)起きてきて、眠気を覚ますためにコーヒーを飲みつつチョコパイの季節限定のやつをモグモグしていたところ「なんだそれは? ぼくもくえるやつか? くれ!」とチョコパイを取られそうになった。
でもチョコパイを欲しがったのはともかく、人間の食べ物への興味が薄れているのは確かだ。鶏肉や魚を食べていてもくれくれと騒ぐことはあまりない。
どうしてだろう。「ぼくはそーゆーのあんまりきょうみないんで……」という顔をする。子猫のころさんざん泥棒しようとしていたのにだ。これもシリョフンベツというやつなのだろうか。
放っておけば盗んで食べるのだろう。しかし人間の食べ物を堂々とかすめるのは悪いことだと分かっているのかもしれないなあと思う。
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