きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん及びヘドロ飼い主 2023/12/28
猫と暮らしていると変なスキルを会得するなあと最近思った。なんのスキルかというと「猫トイレにスコップを入れただけでＵＮＫＯしたかどうかわかる」というスキルである。異世界転生ラノベだったらハズレスキルもいいところだ。
入れた瞬間の重さが違う。ざくっ……とスコップを入れて、抵抗感があれば間違いなくご立派なものをお出しになっている。ので片付ける。ガサゴソしていたからとスコップを突っ込んで、重くないな……というときは出していない。
たまちゃんは砂の上に新聞を敷いてやらないと大も小も出さない子だったので、丹念に砂に埋める聡太くんとの暮らしはなかなか新鮮だなあ、と去年は思っていた。いまはすっかり慣れてしまったのだが。
思い返せば我が家にやってきた日、聡太くんはお腹がぽんぽこりんになっていて、夜遅くトイレで「キュー……キュー……」と鳴きながらＵＮＫＯを出していた。あれはかわいいと思った。ＵＮＫＯをする様子すら可愛いのだから猫というのは恐ろしい。
きのう、今年最後の新聞の集金のおばちゃんが来た。
ぴんぽーんと鳴った瞬間、聡太くんは「なんだなんだ」と玄関に出て行こうとしたが、玄関にいるのが新聞の集金のおばちゃんであることに気づき、聡太くんはドアのところでしっぽをタヌキにして「シャーッ！」と叫んで逃げ出した。なんで怖いのに出ていくのか……。
これは思慮分別とやらが育っていると思っていいのだろうか。とりあえず家族とそうでない人の区別がつくようになったのだから思慮分別が育ったと思うのがよさそうなのだが、だとしたらなんで他人しか鳴らさない玄関チャイムを「たのしいことのあいず」だと思い続けていらっしゃるのだろうか。
おそらく正月に叔父上と青年１号が来たら聡太くんは「シャーッ！」をするだろう。むやみに聡太くんをビックリさせたくない。でも叔父上と青年１号の顔くらいは覚えていただきたい。
たまちゃんはわたしの、ちょっと遠いところに住んでいる友達をちゃんと覚えていて、遊びにくると匂いを嗅いだり甘えたりしていたのだ。聡太くんにできないはずがないと思うのだが。
スマホの容量を画像が圧迫していたので、グーグルフォトに保存して全消しした。カメラロールがすっきりした。
以前は毎年やっていたのだが、２年間ぶん貯めてしまっていたのだ。消した中には子猫時代の聡太くんだけでなく、最晩年のたまちゃんの画像もある。だからずっと消してしまうのを躊躇していたのである。
しかし写真を撮れなくなったら困るし、グーグルフォトという便利なアプリを使っているのだから、思い切ってやっちゃおう！ と、思い立ったが吉日的に削除したのである。
思い出はカメラロールを遡るまでもなくグーグルフォトが教えてくれる。ああ、たまちゃんが頑張って生きていたんだなあ、とか、聡太くんはまだちっちゃかったんだなあ、とか、そういうのはグーグルフォトが教えてくれるのだ。
ただ問題があるとすれば、グーグルフォトがサービス終了してしまったらこの大量の聡太くんの写真はどうなるのだろう……ということが気になる。そうなったらほとんど使っていない外付けハードディスクを持っているのでそれに流し込めばいいのだろうか。いろいろなオタク行為などの諸々の黒歴史もグーグルフォトには保存されているのだが。
まあグーグルだ、そう簡単に潰れまい。ＧＡＦＡの一角だし、新しいスマホをドンドコ作っているすごい会社だからだ。いやわたしのスマホはリンゴ印なのだが……。
さて、公募の原稿はきょうで終わりだ。明日は念願のオナリック・ショック映画祭にサイコ・ゴアマンを観にいく。そしてきょうはこれから正月に読む本を借りにいく。まあ、イーホンくんがきょう本を本屋さんに届けてくれているはずなのだが。
明日からもやりたいことは山のようにある。一つずつ倒していこうと思う。