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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2024/9/20

 だんだんと秋めいてきた。
 我が家は玄関のガラス戸が西向きなので、秋冬は玄関に光が入るのだが、どうやら聡太くんはそういうのがいいらしい。
 よく玄関マットの上でごろごろと寝転がっている。ちょっと邪魔であるが気持ちよさそうに寝ておられるのでどかすことはできない、猫は偉大でありつねに家庭内のヒエラルキーの最上位におわすからだ。
 猫が日向ぼっこがしたいというなら日向ぼっこをさせてあげねばならない。人類は猫に勝てないのである。
 そして猫というのは自分で加減ができる生き物でもある。さすがにまだ夏の名残りでちょっとあっついときがあって、そういうときはちょっと暖まったらすっと涼しいところに移動して落ちている。さすが猫。この小さな生き物は暑いと自分で分かるのだ。
 お利口だねえよしよしと思うのだが、陽射しが暑いのになぜ日光浴をしに行くのかちょっと分からない。猫は不思議である。

 きのうの人間の夕飯はアジの干物であった。焼いているうちから聡太くんはなにやらソワソワしており、食べたことのないもの(アジフライ泥棒をしたことはあるが揚げるのと焼くのでは味も違うだろうからノーカンとする)への好奇心でおめめキラキラであった。
 テーブルに並べると聡太くんは明らかにアジの干物に狙いを定めていたのでケージに入れた。本当に、たまちゃんが元気だったころどうやって魚を食べていたのか思い出せない。
 アジの干物を食べてみるとわりと塩味が薄くて、これならひとくち食べさせていいね、ということになり、聡太くんの食器を取り出してほんのちょっとだけアジの干物を入れ、ケージを開けた。
 もちろんものすごい、そりゃもうドドドドという音が聞こえそうな勢いで聡太くんはケージを飛び出し、アジの干物をもぐもぐ……もぐもぐ……と食べていた。おいしかったらしい。
 思えばたまちゃんはお腹が丈夫だったし、キャットケージもなかったのでひとくちふたくちお魚やお肉を食べさせるのは日常であった。聡太くんだってもっとお腹が丈夫ならなんでも食べさせてやりたいのだ。本猫は人間の食べ物にあまり関心がなさそうだが。

「せいかつかんをついしょうめつさせるいけめん!」


 毎日、弊note用の写真を撮る。毎日次の日のぶんの聡太くんの写真を撮っていることになる。
 サムネ用のものと本文用のものをカシャカシャ2枚撮るのが基本であるが、聡太くんが面白いことをしていたらその写真も撮るのでなんだかんだ3枚くらい撮っていることが多い。
 きのうは母氏が休みであちこち出かけたので、本文用の写真を撮ったあとしばらく聡太くんの写真を撮る、ということを忘れていた。そして寝る間際、聡太くんがどこで寝ているか見に行ったときに、「……サムネ用の写真撮ってなくね?」となった。
 とりあえず急いでサムネ用に生活感ほとばしる写真をとり、カメラロールを確認したらやっぱりそのとき撮ったものを含めて2枚しか撮影していなかった。危うく取り忘れるところだったのだ。
 しかしサムネ用に撮った写真からほとばしる生活感がひどすぎて、スマホの写真加工アプリの消しゴム機能で映り込むモロモロを消そうとしたものの、どうもうまく消えないので諦めた。グーグルの消しゴムマジックだってコマーシャルみたいに綺麗に消えるわけじゃないんだろうな、と思った。なのでこれからもありのままの写真を使おうと思う。
 ありのままでいいのだ、別にユーチューバーになるわけじゃないんだから生活感はスパイスである。
 それにしても犬猫との暮らしを配信しているユーチューバーの家というのはどうやって片付けているのだろう。犬猫に生活を侵略されていないし、片付いているし、猫砂のひとかけらだって落ちていない。わたしは動画を長々観るタイプの人間でないが、母氏がよくユーチューブにかじりついていてよく見せてもらうので「なぜ……」とずっと思っている。

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