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きょうの聡太くん 2023/7/30
わたしは時々子供みたいな失敗をするのだが、今朝はトーストにサラダを乗せて、マヨネーズをかけて食べていたら、うっかりサラダをひっくり返してしまった。
床やらテーブルやら足やらに、魚肉ソーセージときゅうりのサラダをぶちまけて、暗澹たる気分でいたら、聡太くんが「それはたべられますか」とのっそり近づいてきた。食べられません。慌てて片付けた。
聡太くんはおとといから、なにやら雰囲気が変わった。それでも人間のこぼした食べ物を欲しがるのをみて、本質は変わっていないのだな、と思った。
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きのうは叔父上と「君たちはどう生きるか」を観てきた。とても面白かった。宮崎駿の原液を浴びたとでも表現すればいいのか。
とにかくどこからどう観ても宮崎駿のやつだった。それからいわゆる「三幕構成」とか「ハリウッド式脚本術」みたいなものに喧嘩を売る構成だったのも大変よかった。
叔父上とは行きの車のなかで「ガンダム水星の魔女」の話をめちゃめちゃしゃべった。叔父上はわたしと同じくらいしゃべる人だ。
家に帰ってきたらまだ家族は帰ってきておらず、廊下のドアを開けると聡太くんが「なんかかえってきた」と出てきた。元気そうで安心したのであった。
聡太くんは人間大好きくんなのは前と同じで、特に叔父上を恐れたりはしなかった。ずっといつもの布団に収まってスンヤリと寝たり、もしかしたら狭いところに入りたいのかな、と出してきたアマゾンの箱にまったりと収まったりしていた。
そういうわけで、神棚は「本宅」、エアコンのあるスペースは「別宅」、段ボール箱は「コテージ」、いつもの布団は「定宿」と呼ぶことになったのだった。
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聡太くんはおとといからなにやらスイッチが切り替わったみたいに別人になったのだが、母氏の布団に甘えにいくのは変わらないらしい。
もう「赤ちゃん」ではないのだなあといまさら思う。飼い猫はずっと赤ちゃんのメンタルだとなにかで聞きかじっていたのだが、そんなことはなかった。
それでもおだやかに寝ていればかわいいし、お昼寝に誘えばのこのこと来る。たぶん本質は同じのままレベルアップしたのではなかろうか。そもそも巨大で精悍なオス猫と暮らしたいと思ったのはわたしだ。
とりあえず心配しなくてよくなった。お腹がゆるいのもおさまった。よほど獣医さんに連行しようかと思ったのだが明日は床が抜けかけた人間トイレの修理の確認で大工さんが来るのであった。
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エネルギーが有り余って暴れるならボール遊びでもすればいいのだろうか、と思うのだが、なんせずっと寝ているので誘うタイミングがない。起きているときはせわしなく動いている。きょうはなんとか遊びに誘ってやりたいと思う……てなことを書いていたら別宅から降りてきたので、ボールを投げてやったら無視して定宿に収まってしまった。
とりあえずご飯はふつうに食べてくれるし食器を洗ったときの反応も変わらない。いつも通りにしてくれればそれでいいのだ。
きょう、母氏がソファにかけているカバーを外したら、聡太くんは新しいカバーを確認しにきた。とても聡太くんらしいと思った。
健康ならなんだって構わない。優しさを忘れなければなおよい。聡太くんはなにをしていてもかわいい、大切なうちの聡太くんだ。