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きょうの聡太くんとヘドロ飼い主 2023/2/4

 きのうは節分だったわけだが、節分らしいことは何一つしなかった。よそ様のワンちゃん猫ちゃんが鬼やおかめの被り物を身につけているのをドコノコで眺めながら、「聡太くんはかぶり物断固拒否なんだよなあ」とぼやいた。
 よそ様のワンちゃん猫ちゃんのようになにか可愛い服を着せたいと思わないではないのだが、この間の腹巻きを着せようとしたときの断固拒否ぶりを思うと、ちょっと可哀想でそういうものは着せられない。むしろなんでよそ様のワンちゃん猫ちゃんが素直に着ているのか不思議で仕方がないのだった。
 金曜日はちょっと夜更かしする日、と決めていて、家族全員寝静まってわたしも着替えて部屋に帰ろうとしたところ、聡太くんが突如猛獣に豹変した。手を激しく噛まれて傷だらけにされたのだ。なんで聡太くんは突然猛獣になるのだろう。きみは猫であって虎ではない。寅年生まれだが虎ではないのだ。
 虎といえば、近くのホームセンターのペットショップで、「トイガー」とかいう血統書のついた子猫が生体販売されているのを見たことがあるのだが、ふつうの雑種のトラ猫じゃダメなのだろうか。
 血統書のついた犬猫を可愛がるのは雑種の犬猫を可愛がるのとは別の喜びがあるらしいが、どうもペットショップとかブリーダーとか、そういうところに犬猫への愛があるのかと疑問に思ってしまう。ペットショップでショーケースの中にいる犬猫は、いつ見ても可哀想だ。

たまちゃんと加藤一二三先生とのスリーショット。


 きょうは公募に向けて頑張って推敲用の原稿を印刷した。
 去年知り合いと話していて「スマホが壊れて修理費用でプリンタ代がぶっ飛んじゃって」と言ったところ、「それならうちの使ってないプリンター譲ろうか?」と言われてありがたくもらってきたプリンターだ。しかしインクの減りが早すぎやしないか。なるほど手放すわけである。まあきれいに印刷できるのだからそれでよしとしよう。
 ずっと疑問に思っているのだが、なぜモノクロの原稿を印刷するだけなのにカラーインクを交換しなくてはならないのだろう。デジタル機器七不思議といってもよいのではないだろうか。
 そんなこたぁどうだっていいんである。わたしはなにか作ったり文章を書いて生きていくことしかできない。頑張ってみるほかないのだ。
 ツイッターで「書籍化したい」みたいなことをぼやいたらあの加藤一二三先生から「どうか頑張ってください 書籍化の実現を心より応援しております」とリプライをもらったのだ、諦めるわけにはいかないのである。

「て、ですよ〜」


 土曜日というのはどうにもボヤーっとしてしまう。
 猫のように1日ずっと寝ていられたら幸せなのになあ、と思うのだが、それはそれでよくない気がする。
 聡太くんは寝ている時間がやたら増えたわけだが、動くときはたいへんアグレッシブに動く。人間がどこかから帰ってきたときとか、人間が冷蔵庫を開けているときとか、そういうときの張り切りぶりは見ていていいなあと思う。
 でも張り切った末に噛む噛むエヴリバディするのはやめてほしいところだ。なにが楽しくて噛むのだろうか。

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