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きょうの聡太くん 2025/2/20
きのうは絵画教室であった。絵画教室は先生が猫原理主義者で、先生のご自宅の部屋で行われており、自由に猫軍団が出入りする。まあ3匹になって軍団ではなくなってきたのだが。
絵画教室の猫軍団は実に大人しい。当たり前みたいにお顔をモムモムされても平気な顔をして、ずっとお顔を揉まれている。たくさんの人を見るから人間に慣れているのであろう。
聡太くんの顔をモムモムしようとすると手がぱっと出て人間の手を「やめなさい」と止めにかかる。絵画教室の猫さんのフレンドリーさときたら。基本的に人間には攻撃してこないのだ。
猫の顔をモムモムしたいというのは根源的な欲求で、したがってモムモムしてちっちゃい前歯を見たいというのも根源的欲求である。なぜ聡太くんは断固拒否なのだろう。
先生と話していて「これ噛まれたところなんですよー」と手のひらを見せたら、「傷深っ!」と言われてしまった。
これだけで絵画教室の猫軍団は噛まないことがわかる。絵画教室の猫軍団は自分たちで喧嘩をしているから噛まれれば痛いとわかっているのだろう。
毎日が噛む噛むエヴリバディで噛むどんどんなのはなんとかならないのだろうか。なんともならないに違いない。
家に帰ってきて手洗いうがいをして、寒かった部屋のファンヒーターをつけて、ソファにヨイショと座ったら、聡太くんは突如として暴れん坊将軍、ガリガリくんと化して襲いかかってきた。そりゃもう執拗に噛まれた。かわしてもかわしても噛まれた。
そしてひとしきり噛んでのち、わたしにデロデロに甘え始めた。甘えん坊将軍だ。どうしてこう気分にムラがあるのだろう。でもきっと寂しかったのだ、「にんげん、どこにいってたんだよ!!」という感じである。
流石に「ぼくをおいてならいにいったあぶらえとやらはさぞかしたのしいんでしょうねっ」と主張するほど賢くないのがいいと思う。
それから、たぶんなのだが、聡太くんは自分以外の猫や犬にあんまり興味がない。よその猫と遊んできてもあまりわかりやすいヤキモチを妬いたりしないのだ。
でも噛まれたのが嫉妬の表現だったのだろうか。猫は不思議である、猫は難解である、猫は神秘である。
家を出る前はいくらか残していたカリカリをぜんぶきれいに平らげていたのでエライエライと誉めた。
最近すっかりローマ貴族なので「たべるのめんどくさいからもってきて」という態度なのだが、それでも1人ならちゃんと食べるのだ。お利口というかなんと言っていいかわからないのだが、お腹が空くのには耐えられないらしい。
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きのうの夜は「東京サラダボウル」の録画を観た。だんだんと物語が核心に迫ってきてたいへん面白い。
このドラマは女性向け漫画が原作だというのに父氏も気に入って観ていて、きのう再生したときもだいぶ酔っ払った父氏と観ていたのだが、父氏は自分の座っている椅子の横にあるオットマンで寝ている聡太くんにずっとチョッカイを出していた。
父氏が積極的に聡太くんにお触りにいくのが面白い。なんというか「猫にしつけられた」というのはこういうことに違いない。
そうくんそうくんとチョッカイを出すので、「噛まれるよ」といえば手を引っ込めるのだが、気づけばまたチョッカイを出している。楽しそうだ。
父氏もいっぺん噛まれて「ウーニャーウー……」を言われてみればいいのである。あの噛むときのかわいい声を聞いたら噛まれてもほったらかしにしたくなることうけあいだ。
さて、今日は朝一番で美容院に行ってくる。クソデカスーパー平屋に入っている美容院で、カットとカラーで8000円くらいなので、大してオシャレな髪型や髪色になるわけでないのだが、髪は切らねばモッサリする。
帰ってきたら聡太くんにめちゃめちゃ匂いを嗅がれるんだろうなあと思う。