きょうの聡太くん 2024/8/22
最近聡太くんはすごくダイナミックな寝相で寝ている。特に夕方から夜にかけて、ソファの上ですごい体勢で寝ている。
特に体を長ーくしてひっくり返って寝ていることが多い。なんでじゃ。本人がいいならそれで構わないのだが、それにしたってひどい寝相だ。
去年はこうだったっけ? と思う。去年はもっと丸くなって寝ていた気がする。なにがあったのか。どんな心境の変化か。
開けっぴろげというか、人間は絶対に危害を加えないことをよく理解しているというか、とにかく自由になって寝ている感じだ。しかし人間が危害を加えないことはもうちょっと早く理解してくれてもよかったのではないか。
子猫のころの無邪気なヘソ天を思い出してニコニコしている。大きくなってもかわいいのは変わらないなあと思う。でもソファを人間ふたりぶん使うのはやめていただきたい。
ただ寝相が面白すぎて、寝ている写真をむやみに撮ってしまうのが困る。さいきん弊noteの画像は寝ているか落ちているかの2択になってしまった。だって撮りやすいんだもの。
噛み癖がびっくりするほど収まった。今年は腕を激しく噛まれたことがほとんどない。ただ足首に爪を立てられて流血する怪我はした。
去年もおととしも、腕がズタボロゆえに自傷行為みたいだといろいろな人に言われたのだが、今年はそういう傷をほとんどつけられていない。聡太くんはお利口さんになったのである。
もしくは人間のほうが「これ以上チョッカイすると噛まれる」という限界を悟ることができたのかもしれない。とにかく人間も聡太くんもお利口なのである。
去年「これから毎年夏には腕がボロボロになるぞ」と思って腕カバーを買ったのだが、とりあえずいまのところあんまり使っていない。なんという散財だ。
ガリガリ噛まれるのは痛いしいやだ。でもお利口になって噛まなくなったらそれはそれで寂しい感じがする。まあいいことなのだから素直に喜べという話なのだが。
悪いことをするのはもちろんダメだが、それが悪いかどうかは人間の価値基準で決めているので、本人からしたら「しんあいのじょう」とか「あいのひょうげん」だったのかもしれない。
出先で聡太くんのことが心配になる、と絵の先生と話していて、絵の先生は「それはないな……」と言っておられた。そこには猫と人間の信頼関係があるのだと思われる。
もっと聡太くんを信頼しなくてはならない。でも信用ならないところがある。モノを破壊するしなんでも口に入れてしまう。人間の視点から見ると悪いことばかりしている。
信頼しきっていないので、台所でボールを見つけてバタバタと遊んでいると「なにしてるー」と見にいってしまう。まあ台所には危険がいっぱいだから仕方がないのだが……。
聡太くんは本当になにをやらかすか分からない。だから信頼しろというのが難しい。「いえ……ぼくはわるいことなんてこれっぽっちもしていないので……」という顔をして、人間の目には悪いことばかりしている。困ったことだがかわいいので許されているだけだ。
なんとか、悪いことはしないと信じたい。信じればもうちょっと楽になるのではなかろうか。
しかしついこの間「しょうじはやぶける」と覚えてしまったので、さらに信じられなくなってしまったのだった。