きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2022/7/18
きのうの夕飯は魚の干物を焼いたやつだった。
聡太くんはお魚というものをおやつやキャットフードに加工された形しか知らないので、ケージのなかで大絶叫はしたものの干物を欲しがるわけではなかった。しかし全て片付いたテーブルの上をウロウロして、脂の飛んだところをなめたりしていた。
どうやら人間がおいしいものを食べている、ということは分かるらしい。猫の嗅覚、なかなかヤバい。
聡太くんはわりと見境なくその辺に落ちている食べられそうなものはなんでもモグモグしてしまう子だ。人間は気持ちを引き締めねばならない。
聡太くんはうちに来た時から口がちょっと臭う。猫の食べ物しか与えていないにもかかわらず、である。
その臭いはなんというか、街の真ん中にあるでっかいスーパーのテナントの珍味屋さんみたいだ。ずいぶん前から入っているテナントで、エスカレーターのすぐ横で営業しており、エスカレーターを降りてくると魚を干した匂いがする。
先代猫たまちゃんもなかなか口臭がある子で、ペットロスしていたころは珍味屋さんの横を通るたび悲しくなっていた。
聡太くんも歯磨きしてあげれば口の臭わない子になるのだろうか。でもそんなことをしようものなら徹底抗戦されると思う。
きょう、でっかいスーパーの本屋にイーホンでポチった異修羅の新刊を買いに行って、やっぱり珍味屋さんの横を通ったのだが、「早く帰って聡太くんと遊ばなきゃ」と思った。匂いは記憶に強く訴えかけるのだと思う。
出先でずっと聡太くんを心配する癖を治したい。心配ごとの96%は起きないというのに、暑くないかなイタズラしてないかな変なもの口に入れて具合悪くしてないかな、とずっと心配している。
とりあえず茶の間の引き戸を互い違いに閉めれば茶の間を出ることができないことは分かった。まあそれもいっときだろうけれど……。
たまちゃんの生きていたころは今ほど心配しないで暮らしていた気がする。やはり信頼というものは大事だ。聡太くんをもっと信じたい。
そういえば「スーパーマン&ロイス」の最終回を観た。納得の内容だったのはさすがアメリカのエンタメという感じだ。洋ドラらしく「つづく!!」で終わったので、第二シーズンもぜひえねっちけーでやってほしい。
来週から始まるフランスの推理ドラマも面白そうなので期待している。