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きょうの聡太くん 2025/1/24
きょうは聡太くんのしでかした、あるいはしでかすかもしれない悪さの話をしようと思う。まあ他のことも書くのだけれど。
聡太くんはよその猫と同じで高いところが好きなので、きのうの昼はキャットタワーもといだれも拝まない神棚によじ登って遊んでいた。わたしは午前中頑張って公募の原稿を書いて疲れていたので、そのわりとすぐ下のソファに寝っ転がっていた。
聡太くんは高いところから下界の様子を伺っており、わたしは(これって脚とかにダイレクトジャンプしてきて骨が折れるやつでは……?)などと考えていた。それは困る、25日に映画を観に行く予定なのに(クソ田舎に住んでいると映画レベルでこれくらいの大イベントになるのである)。
そのあと結局聡太くんはソファの背もたれに降りてきて、けがをしないで済んだのだが、母氏によると以前はよく父氏のハイベッドから「えい!」と母氏の腹に飛び降りていたらしい。腹なので「ぐえっ」となったが骨は折れなかったそうだ。どうしてそういうことをするのか。
それから、最近聡太くんは洗面所にある、風呂のフタを立てているバケツにご執心である。
いつも中に水が溜まっているから、水滴観察学会、ないしナメナメしたいのかもしれない。
しかし中の水を捨てても「ぼくこれがいい」とずっとバケツの周りをウロウロして、\ガタッ/と音を立てていたので見てみたらバケツを 倒していた。なめたりしたらまずいので、バケツは風呂場に撤収されたのだった。
きのうの夜、聡太くんはカップやグラスを入れている背の高い戸棚によじ登っていて、やはり下界を見下ろしていたのだが、下から見上げた顔がかわいいので下から眺めていたところ、突如「ふんっ」とわたしの顔をパンチしてきた。全く予想外の動きをしたのでビックリしてしまった。
しかもけっこう痛かった。鏡を見たら少し血がにじんでいた。極悪おキャットさまではないか。おのれ〜。
だというのに「いいえ? ぼかぁなんにもわるいことなんかしていませんけど?」という顔をしていた。小憎らしい。まあ猫というのはそもそもがそういう生き物なので仕方がない。イタズラしないほうが猫としてはおそらく変なのだ。
そして人間の顔をパンチしたあと、高いところに置いてあったペーパータオルの替えをはたき落とした。お前という子は本当に〜! である。
呼吸するようにイタズラをするのだ、この猫という生き物は。そしてかわいいから許されるのである。
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話題は変わる。猫用カツオブシの新しいのを開封するにあたって、もう一度説明文をよく読んでみた。すると、1日2回、1回ひと袋まで食べさせていいらしい。いやそんなもったいないことはできない。いままでひと袋を4、5日かけて食べさせていたし、そんなに食べさせるのは減塩猫用カツオブシとはいえ塩分過多ではなかろうか。
そしてよくよくみたら「開封後は冷蔵庫で保存してください」と書いてあったので、冷蔵庫に入れたのだった。
聡太くんはカツオブシが大好きだ、キャットフードを残しているときは「カツオブシたべるか?」と声をかけると「ぜひとも!」と飛んでくる。
きのうの夜もカリカリを残していたので、スヤ……と寝ている聡太くんに「カツオブシたべるか?」と声をかけたところ、「もちろん!」と起きてきたのだが、カリカリにカツオブシをかけただけのものを差し出したら「ぼかぁねむいんですよね」という顔をしてカツオブシに興味を示さなかった。
なのでカリカリをつまんで手から食べさせたところ、「あ、これたべられるのね」とモグモグパクパク食べ始めた。そしてきれいにカリカリをやっつけたのだった。
とにかくよく食べてほしい、健康は食べることから始まるのだ。