きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2024/9/23
きのう、いつも通りえねっちけー総合を朝見ていて、いつも通り「さわやか自然百景」を流していたら、聡太くんはなんだかんだ椅子からそれを見ていた。テレビの前に走っていかないのであまり好きではないのだろうな、とずっと思っていたのだが、聡太くんは聡太くんなりに、テレビというものに関心があるのだなあ、と思っていた。
その「さわやか自然百景」が終わったらチャンネルをEテレに変えて「趣味の園芸やさいの時間」から趣味の園芸を観るのだが、チャンネルを変えたら「おかあさんといっしょ」の予告編をやっていて、聡太くんはなんというか露骨に「どうでもいいです……」という顔をした。きっと、ずっと鳥さんの映像を見ていたかったのだ。
猫は鳥の映像が好きだというのをたまちゃんで知った。たまちゃんはテレビが大好きで、「さわやか自然百景」が始まるとテレビの前にすっ飛んでいった。
そこまででないが聡太くんもテレビを観るのだなあ、と思った。猫というのは面白い生き物である。
きのうもクソ寒かった。西のほうでは猛暑だというのにXの秋田県のトレンドに「ストーブ」が入るくらい寒かった。
我が家でも茶の間にストーブを出してきた。まだ籐のマットを敷いているのにストーブというおかしなことになっているが、急に寒くなるとは思わないで、「秋になったら新しいラグ買おう」と古いラグを処分してしまったのである。きょうは旗日なのでお金を下ろせず、ラグは当分買えそうにない。
ストーブをボッとつけると聡太くんは暖かい茶の間から出たがらない。やっぱり寒いのはいやなのだろう。それでも「ちょっとひとりになりたいです」と物置に行ってしまうときがあったのだが、結局おやつで呼び戻されればそのまま茶の間にいた。やっぱり寒いのはいやなのである。
久しぶりに将棋えねっちけー杯を見ているときにどっこいしょと乗ってきたので、もう夏は終わったんだなあ、と思う。温かかったがたいへん重たかった。
きのう、「ダーウィンが来た!」で若ライオンの冒険の様子を取り上げていた。若い雄ライオンは生まれ育った群れを離れて、自分の力で別の群れの雌を奪わねばならない……とのことだったが、ライオンがゴロゴロ寝転がる様子は完全に「でっかい猫」であった。
ライオンの雄はオシッコをすることでほかの雄に自分の強さを誇示するのだそうだが、つまり「体臭が臭いやつは強い」という世界なのであろう。
猫はそういうタタカイとは無縁の穏やかな生き物だが、「小さいライオン」だと思えば納得いくこともたくさんある。ときどき猛獣になってガリガリ手を噛むのは小さいライオンだからだし、人間の食べ物を強奪しようとするのも小さいライオンだからではないのか。
どうもライオンという生き物は気だるい。群れになってゴロゴロ寝ているのを見ると「猫だ……」と思う。百獣の王がそれでいいのだろうか。
ちょっと前に聡太くんが噛んで外すことに夢中になっていた炊飯器の蒸気口を、なぜかわたしは「ぺっこりーの」と呼び始めてしまった。
適切な名前がわからないし「炊飯器の蒸気口」じゃまどろっこしいので「ぺっこりーの」と名付けたのだが、それは外すとき「ぺこっ」となるからだと思う。いや自分でもわからんのか。
聡太くんになくされないように、ご飯が炊けたら外して隠すので、ご飯はつねに若干カピカピしている。ぺっこりーのは水分が出ていくのを防いでいたのであろう。
糸井重里の作った犬猫版インスタみたいなアプリ「ドコノコ」で、聡太くんがぺっこりーのをなくした、と書いたら、「面白いイタズラだね」というコメントをもらった。聡太くんはコメが好きらしく、炊飯器の横のしゃもじが浸かっている水をコペコペ飲んでいることもある。
聡太くんは想像の斜め上のイタズラをするから楽しい。なんでそんなことするんじゃ、ということをする。そしてかわいいから許されるのである。