きょうの聡太くん 2024/11/15
きのう、母氏が仕事を終わって帰ってきたとき、なにやらただならぬ顔をしていて、何事か、と聞いたところ、スマホのバッテリーが膨らんでパンパンになっていることに仕事中に気づいた……という話だった。
母氏はずいぶん前から同じスマホをずーっと使っていて、古くなっていろいろ不便な思いをしつつも「機種変が半日がかり」というのが面倒で機種変を避けていた。しかしバッテリーパンパンはまずい、爆発する……と、やっとスマホを機種変する気になり、携帯ショップの予約をとり、夜からずっとモロモロのアカウントのメールアドレスを変更する作業をしていた。
その結果なにが起きたかというと、またしても聡太くんのフィラリアの薬をつけるのを忘れた。高かったのに……きょうこそはつけたいが母氏が機種変でヘトヘトで帰ってきたらまた忘れるような気がする。
聡太くんがぐうぐう寝ているのをぼーっと見ていて、なんというか平和だな……と思った。こうやって幸せそうにしている聡太くんを、ぜったいに手放してはいけない……という気持ちになった。
聡太くんは我が家にきて幸せなのだろうか。生まれながらの飼い猫なのでどこの家にいてもきっと幸せだと思う。だけれど、「この尊いものを守らねば」という気持ちになった。
猫ひとりに大げさな、と自分でも思うのだが、とにかく聡太くんを守らなければならない。この世のありとあらゆる敵から、聡太くんを守らなくてはならない。
それが自分にできるか大変不安なのだが、やるしかないのだ。聡太くんを守れるのはわたしたち家族だけなのである。
聡太くんは尊い、だから守らねばならない。守れなかったら一生そのことを悔やむと思う。自分の人生に悔いを残したくない、だから聡太くんを守り続けるのだ。
聡太くんを守るといえば、Xの規約が変わって画像をUPすると生成AIの学習に使われると聞いた。聡太くんをはじめとする自分の大切なものを生成AIのお勉強に使われてなるものかと思って、学習をオフにできる……というのを確認したら、まるで開く前はオンだったのに慌ててオフにした、みたいな挙動をしたので、最近のXは信じられないのもあって聡太くんの画像をUPするのは当面やめておくことにした。
これからは聡太くんの画像はブルースカイにUPしようと思っている。あとドコノコと、カクヨムの近況ノートにもUPする。聡太くんを見たい方は弊noteかそれらのメディアをチェックしてもらえればと思う。
最近聡太くんは人間の膝に乗りたがるというより横になった人間の脚に乗りたがる。「お膝か?」と聞いても「ちがうー」という顔をするので、もしやとソファに横になると嬉しそうに乗っかってくる。そして寝る。
幸せそうでよいのだが横になるのを強制される人間としてはなかなか面倒で迷惑である。「ぼくはねているにんげんにのっかるのがすきなんですよ」ということだと思うのだが、人間は本を読みたいのだ。なぜそういうことをするのか。
もう一つ、「なぜそういうことをするのか」案件がある。テーブルの上に鍋敷きの木の板が出しっぱなしになっているのだが、なぜか聡太くんはそれで爪研ぎをしたがる。自分の爪研ぎ板がちゃんとあるし、なんならうっかり買ってさっぱり使わないまま放置してある木の爪研ぎ板もある。なぜわざわざテーブルの上の鍋敷きをガリガリしたがるのだろうか。
なにかで、「木の爪研ぎ板はササクレが刺さって危険」という話を聞いた。だから自分の、段ボール製の爪研ぎ板で爪をバリボリしてほしいのだが、なぜか鍋敷きで爪を研ぎたがる。危ない、やめなさい、と思う。
ちなみに最近、聡太くんは壁をバリバリすることを覚えた。家のあちこちの壁紙がボロボロだ。お前という子は本当に……。
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