見出し画像

きょうの聡太くん 2024/9/16

 日曜日の昼はいつも将棋えねっちけー杯を観ているのだが、序盤や中盤を観てもいまひとつよく分からない程度の棋力しかないので、序盤の30分くらいはソファでスヤンコと寝てしまう。
 そうすると涼しい時期なら聡太くんはどっこいしょと膝に乗ってきて一緒のお昼寝をしてくれるのだが、きのうはまだそうするほど涼しくないからか完全に無視されてしまった。自分のお布団が快適だったらしい。
 いつになったら一緒にお昼寝してくれるかワクワクしている。聡太くんは人間が好きだ。何度も書いているが聡太くんは徳川家光ばりの生まれついての飼い猫なので、人間には甘えていいのだと思っているのである。
 ちなみにきのうの将棋えねっちけー杯は解説の先生の話術が達者で面白すぎて笑いながら観ていた。たまにこういう回があるから油断ならない。そして藤井聡太竜王・名人は怪物のような強さだ。猫に名前をもらってよかったのだろうか。

 それにしてもずいぶん涼しくなった。今年はそもそも35度オーバーのやべぇ猛暑の日はなかったが、それでも暑かったものは暑かったのだ。
 いまはすっかり最高気温29度とかそんな感じで、朝なんか小寒いくらいだ。
 もうちょっとすればストーブ必須の生活が始まる。そうなったらきっと聡太くんはわざわざ物置に冒険になど行かずストーブの前で溶けているのではあるまいか。
 ここのところ聡太くんはずっと落ちているし、弊noteの写真も落ちている写真ばっかりだが、もう2ヶ月もすれば溶けている写真が撮れるのだと思う。
 去年の冬、大河ドラマ「どうする家康」の終盤、聡太くんがテーブルの上で完全に液状化していたのを思い出す。猫は液体である。

 きのう聡太くんは大変楽しそうにうーうー言いながらボールを持ち運び、ボールをかわいがっていた。
 わたしの近くにボールをほいと落とすので、ほれと投げてやると「うわぁい!」と大ジャンプをする。そのままボールをくわえて「うー! うー!」とうなりながらウロウロする。
 このボールをくわえてうーうー騒ぐのは、なんというか子猫のころの猫じゃらしへのリアクションに似ている。「これはだいじなものだからたいせつにもちはこびます」という感じだ。
 そして人間のほうも猫と暮らすうちに猫がどういう遊び方をしたがるのかを把握してきたのだと思う。ボールは一人遊びするのにもよくてとてもいい。

珍しく生活感薄めの写真だ!


 きのう、ちょっとした実験を思いついた。
 いつもなら「そうちゃーん、おやつ食べるかー」と声をかけると、どんなところに隠れていてもてってけてってけ現れるのだが、「おやつ食べるか」ではなく「ササミ食べるか」と声をかけたらどう反応するだろうか……というものだ。
 というわけで大河が始まる前に「そうちゃーん、ササミ食べるかー」と声をかけたが無反応で、やっぱり「おやつ」という文言に反応していたのかな、と思い「おやつ食べるかー」と声をかけたら何故か背後から現れてびっくりした。そもそも実験の用意が整っていなかったのであった。
 猫というのはたいへん耳のいい生き物である。きのうの朝母氏がドライヤーを使っているときに自分の部屋のドアを開けっぱなしにして探し物をしていたらトットットット……と聡太くんが入ってきてしまった。ドライヤーの音でドアを開けた音なんて聞こえていないと思っていた。
 聡太くんが「にんげん、ぼくをだしぬこうなんてひゃくまんねんはやいんですよ」と言っているのが聞こえるような気がした。

 さて、きょうは敬老の日である。父氏と母氏をだれかの祖父母にすることはできなかったわけだが、設備のすごい動物病院に聡太くんを連れていけばわたしは「お母さん」と呼ばれるので、聡太くんは事実上父氏と母氏の孫である。
 両親には元気でいてもらいたい。父氏が主に車を運転する仕事を辞めた反動でひたすらずっと家でアベマやテレビのスポーツ中継を観ていて運動しないとか、母氏がよく「脚がつった」と言っているとか、健康上まずかろうよということがいろいろあるのだが、まあ頑張って生きていくのであろう。健やかであれ。

いいなと思ったら応援しよう!