きょうの聡太くん 2023/8/27
８月最後の日曜日である。
きょうはなんとか６時起きができた。聡太くんにご飯を食べさせ、シャワーを浴びて、洗濯をして、趣味の園芸を眺めるという幸福な日曜の朝を過ごした。ただ猛烈に眠い。きょうのえねっちけー杯は渡辺明ｖｓ藤井猛というちょっと面白そうな対戦なのに寝てしまう気しかしない。
きのう激しく雨が降って雷が鳴ったので、今朝は窓を網戸にすればじゅうぶん涼しい。
今朝部屋を出ると、すぐ聡太くんが出迎えてくれた。たぶん「はやくごはんをくれ」と言いたかったのだと思う。
昨晩も聡太くんはカーテンによじ登ったらしい。それも閉めてあるカーテンを腕力でよじ登ったそうだ。そのうえボールを転がして遊んだらしく、玄関にボールが落ちていた。すっかり健康体である。
きょうの朝で聡太くんのお腹の薬が切れてしまった。明日獣医さんに出してもらう必要がないといいなあ、と思うのだが。
エアコンをつけていないとき、聡太くんはとても穏やかに寝ている。やっぱりエアコンは寒いのだろう。いまはケージの上でのんびりと寝ている。うらやましい。
風の感じがもう夏でない。きのう大雨が降ったからだろうとは思うのだが、それでも庭で虫が鳴いているのを聞くと、秋なのだなあと思う。
今年の夏は聡太くんのお友達はあんまり現れなかった。せいぜいゴキブリくらいだ。去年、子猫のころの聡太くんはカミキリムシと戦っていたが、ああいうかっこいい虫はなかなか出ない。
でもオニヤンマが窓の外を飛んでいるのを見て大ジャンプしたのはかっこいい虫とのエンカウントに加えていいかもしれない。オニヤンマはかっこいいからだ。
たぶん昼にはクソ暑くなってエアコンを回すのだろうが、もうすぐそこに秋が待っているんだなあ、と思うのだ。聡太くんがストーブの前でとろけるのもそう遠い未来でない。
本当に光陰矢の如しである。このままではあっという間に聡太くんはおじいちゃんになってしまうではないか。
聡太くんはおじいちゃんになってもカーテンを登るだろうか。ボールを追いかけるだろうか。ふみふみチュッチュをするだろうか。いまからそういう心配をしている。気が早い。
母氏の同僚がお猫様に買ってきて大好評だったという猫の舌を再現したブラシをだいぶまえに買ってきていたのだが、断固拒否されてしばらくしまいっぱなしにしていた。
しかし毛の抜け方が激しいので、ちょっと試してみっか、とそれで撫でてみた。最初はやっぱり断固拒否されたが、しばらくそのブラシで撫でていたら「まあいいんじゃないの」とブラシをかけさせてくれた。
そして毛がけっこうとれた。よしよし、と思ったが、今朝起きてきたら聡太くんの布団に毛のカタマリがぼそっと落ちていた。たぶんブラッシングが効いたのだろう。でももしかしたらどこかで綿ゴミを拾ってきただけかもしれない。
そもそも聡太くんの布団というのが毛まみれで、粘着コロコロをかけたところ布団の半分で粘着性がなくなってしまったのだった。
そして今朝、お気に入りの紺のワンピースを着てみたら、ものすごく埃まみれ（おそらく聡太くんの毛）でビックリした。しょっちゅう着ている服だし、ついきのう洗濯したばかりだというのに。
粘着コロコロというのは実にありがたいなあ……と思うのであった。発明した人は偉大だ。
最近フェイスブックによくスマート首輪の広告が流れてくる。便利そうだし楽しそうだが、大人しく着けていてくれるのだろうか。見守りカメラを設置するにしても聡太くんは家のなかを自由にうろつくのであんまり意味がない。
聡太くんは猫という自由の獣だ。あまり束縛や監視はしたくない。まあだからといってゴミ袋を噛むのを容認するわけではないのだが……。