きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2024/11/27
きのうの昼、聡太くんはものすごくいい感じのUNKOをプリっと出した。本当に「健康!!!!」という感じであった。
猫のUNKOでいちいち一喜一憂できるというのは我々はすごく幸せな人種だよなあ、と思う。
でも油断はできない、と思って朝起きてきたときに、先に起きていた母氏にどうだったか訊いたところ、やっぱりプリっと健康だったらしい。
どうやらキャットフードがよくないというよりはキャットフードを変えてお腹がビックリしただけのようだ。よかった〜。
どうかお腹を壊してくれるな……と常に思っている。食べてくれるようにもなってきたし、心配することは少ないほうがいい。
様子をよく見るしかないなあ、という感じだ。お腹繊細くんなのは変わらないので、とにかくお腹の平穏を祈るしかない。
聡太くんは人間にべたぁっと張り付いて甘える猫である。たまちゃんはクールだったのでそんなことはしなかった。聡太くんは母師がソファに座っているとタタタターっと近寄り、べったぁっとひっついて甘えている。
さすが生まれついての飼い猫、甘えん坊将軍だ。そして人間に無言で圧をかけるのも得意である。
きのうさて昼寝するか、とソファに横になったら「……」と近寄ってきてすっごい圧をかけてきた。人間に乗っかりたいのかなともものあたりをぺしぺし鳴らして、「はいどうぞ!」とやったものの、「……ちがうんですよ。はあ……」と去っていった。
どうやら座った人間の膝に座りたかったらしい。横になった人間はいらなかったのだ。
たまちゃんはこういう甘え方をしなかったので、いろいろと新鮮である。聡太くんと暮らし始めて2年ちょっと経つわけだがいまでも新鮮に思う。
人間に当たり前に「だっこー」とくるあたりに飼い猫を感じる。聡太くんは生まれたときから飼い猫の徳川家光なのである。甘えん坊将軍なのである。海辺を白馬で駆けていくのだ。あれは徳川吉宗だが……。
聡太くんは最近軍艦巻きになるのに凝っている。
なんのことはない古新聞の袋に入るだけの話だ。でもその姿があまりにもおもしろくてかわいいので、「ぼく、ぐんかんまきだよ!」とか「ぼく、おいなりさんだよ!」とかアテレコして遊んでいる。
聡太くんは猫らしく箱や袋がすきだ。明らかに自分より小さい箱や袋には入らないが、大きめの袋や箱には「どっこいしょ」と入りたがる。
その点で聡太くんはとても猫らしい猫なのだと思う。たまちゃんは箱や袋に興味がなかった。
聡太くんは積極的に寿司ネタになるし空いている箱や袋があれば入る。たとえばふだんゴミ袋を入れて空のペットボトルを片付けている箱などが空っぽのとき、勝手に入って「せんにゅうにせいこうした!」とエージェントをやっていたりする。ほかにも母氏のバッグに顔をズボォと突っ込んだりもする。これは「新しい競技」と呼ばれている。聡太くんは将軍でありながらアスリートでもあるのである。
スゴイ・オモシロイ・キャットだ。猫というのはこんなに愉快なやつらだったのか。やはり聡太くんと暮らすことにして大正解だった。
どうも猫という生き物は犬などと比較して行動がとても人間くさいので、人間の言葉で行動にアテレコしたくなる。やはり猫という生き物は愉快だ。
聡太くんは灰色なので、黒猫のたまちゃんとおなじくらい闇に馴染む。だから暗がりに隠れられると「どこいった!?」となることが多い。
きのうも聡太くんが見つからなくなり、どこに行ったんだろう、と顔をあげると、洗面所に置かれた洗濯機の上にちょこんと座っていて、そこから猫ビームを発射していた。
とてもびっくりした。闇に溶け込むな。そしてなぜ洗濯機に登っていたのだろう。猫はいつでもミステリーである。