きょうの聡太くん 2024/11/8
きのう、ポチっておいた聡太くんのサプリメントが届いた。1箱30包入りで1箱およそ3000円ちょっと、1日100円だと思えば安いのだが3箱買わないと送料無料にならないのでなんだかんだ一万円オーバーになってしまう。しかも決済方法が代引きかクレカしかない。わたしは病人で家にいるのでもちろんクレカなんて持っていない。
そういうわけで代引きで宅配便のお兄さんがピンポーンとやってきたわけなのだが、聡太くんは今回は玄関に飛び出したりせず素直にテーブルの下に隠れた。「しらないひと」がわかるのだ、そして怖いのだ。シリョフンベツである。賢くなったのである。素晴らしいではないか。
しかしなぜいつも「しらないひと」が帰ったあと、わたしの足首を執拗に狙うのだろうか。冬も近く厚手の服を着ていたしこの間動物病院で爪を切ってもらっていたのでダメージはなかったが、なぜ足首を狙うのだろうか。
なお宅配便の段ボール箱は興味なしであった。ちょうどいいサイズだと思ったのに。
どうも聡太くんは昼あまりお腹が空いていないらしい。キャットフードを用意してもあまり大騒ぎしないし、食器を目の前まで持って行かないと知らん顔してどこかに行こうとする。
食器を差し出せば「おいしいおいしい……おいしいおいしい……」と食べるので、食欲がないわけではないのだ。食べるんなら朝や夜と同じく定位置でワシワシ食べてほしい。
なおこれを書いている朝もカリカリをだいぶ残したので顔の前にお皿を持っていった。そうすると「うまうま……うまうま……」と食べるのだ。解せない、実に解せない。
食べるんならいままで通り食べてほしい、と思うのは人間のエゴなのだろうか。心配してしまうではないか。
きのうの夕方、部屋に本を取りにいったらその間に父氏が茶の間にきていて、父氏の椅子を聡太くんに取られていたので父氏はソファに座っていた。
聡太くんは寝ていたのだが、父氏の読んでいる本からスピン(しおりにするヒモ)が出ていることに聡太くんが気づいてタタカイが始まり、聡太くんが椅子からどいたので父氏は椅子に座った。
不満気な顔をした聡太くんはソファの足元にいて、わたしがソファに座って本を読み始めるとなにやらこちらを見上げていたので、もうちょっと端に寄ったら膝に座るのかな? と少し寄ったらソファの真ん中に\デン/と寝転がった。
この天上天下唯我独尊ぶりの凄まじさたるや。お猫様には勝てないのだ。人類は猫に勝てないのだ!!!!
膝に乗るのかなとワクワクしてしまったのが恥ずかしい。聡太くんはそういう生き物でないのだ。
そしてソファにごろ寝している聡太くんをつついてみたところ、手ひどい反撃に遭い手をガリガリされボロボロになった。そのあと買い物に出かけたら激しく消毒液がしみたのであった。
夜、わたしが歯磨きしたり体重を測ったりしていると、聡太くんが「ぼくはいますぐぼーるあそびがしたいです」と台所の奥のほうに行くことがある。
そのタイミングで遊んでやれればいいのだが、たいてい間に合わず、聡太くんは「あそんでくれないならもういいです」と茶の間に戻っていってしまう。もうちょっと待ってくれたらご所望のボール遊びができるのに。
ボール遊びをしたいならもうちょっと待っていてくれと思う。茶の間に行ってしまって、足元にボールが落ちているので「投げるよー」と声をかけて投げてもたいていリアクションは「ふーん」である。
遊びたいというよりはいつものルーティーンをしたいだけなのかもしれない。だけれど人間がぐずぐずしているので「おせーんだよ!!!!」となるのである。
人間としては一緒に遊びたい。しかし歯磨きや体重を測るのにはちゃんと意味があるのだ、聡太くんに100パーセント付き合うことは難しい。
しかし猫の聡太くんにはそんなことわからないのだ。猫、この気まぐれでめんどくさくてかわいい生き物よ。
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