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きょうの聡太くん 2024/8/21

 聡太くんはよく1人で物置に行っていることは何度か書いたと思う。それで、物置に行ったときになにをしているのだろう、と様子を見にいくと、例の「ねこのきっさてん」でひっくり返って寝ていることがよくある。
 聡太くんの様子を見にいくときはだいたい「そうちゃん?」と声をかけるので、「あ、にんげんがくる」と思うのか、ひっくり返った状態で目を開けている。端的にいって変な姿勢である。
 それにしても「ねこのきっさてん」を気に入ってくれたのは作った甲斐があったというものである。おかげさまでアイディアも生まれたわけだし。
 それにしても最近の聡太くんの寝相が面白くて毎日かわいいなあと思っている。よく逆さになっているのはなぜだろう。モンハンのガンランスみたいに放熱が必要なのだろうか。それともチャーリー・ブラウン的に「ぼく、さかさまだよ」ということなのだろうか。分からないがかわいいのでそれでいい。

 きのう母氏が仕事からお土産としてエノコログサを持ってきた。いわゆる「ねこじゃらし」という植物である。現代の猫のおもちゃはおそらくこれを参考として作られたのであろう。
 エノコログサを見て初手、聡太くんは「うわーい!!!! てんねんそざいだー!!!!」と言わんばかりの反応をした。顔の前でエノコログサをちらちらさせるとものすごい集中力で追いかけ、パンチし、噛みついた。噛みついたのを引っ張ったら種がバラバラバラ……と散らばってしまった。
 思うに、種を取り除いた、除草剤などのかかっていない安全なエノコログサを、よく干してたばにして猫のおもちゃとして売り出せばかなり売れるのではないだろうか。少なくともわたしはそういう製品があったら欲しい。そんなにコストのかかるものでもないだろうしどこかのペット用品のメーカーで作ってはもらえないだろうか。

 きのう、おいしそうなお惣菜があったものの父氏が好まないだろうと思われたので、父氏のぶんだけ焼き魚を買ってきた。
 聡太くんに食事を与えたあと、人間が食事を始めたのだが、聡太くんは「ふーん」という顔でふらふらと家の中をうろついていた。焼き魚がテーブルの上にあるというのに。
 やっぱり食べさせたことがないから分からないのだろうな、と思っていたら、聡太くんは戻ってきて父氏の脇から\ヒョコッ/と顔を出した。どうやら焼き魚を、食べたことはないもののきっとおいしいものだろう、とわかっている感じだった。
 それでいいのである。人間の食べ物は与えてはいけないが、許されるならなんでも食べさせてあげたい。「あの、ぼくこれがほしいんですけど……」という顔をされるとなんでもあげたくなってしまう。
 もちろんあげなかったわけだが健全な食欲があって安心したのだった。

「どんとうぉーりー、あいむうぇありんぐ!」


 そういえばきのう、買い物に出掛けてペットフードのコーナーを見ていたら、ワンちゃんのおやつとして角切りの干し芋が売られていた。
 最近のワンちゃんはいいものを食べてるんだなあ、と思ってそれを見た。他にも野菜と肉を一緒に煮たドッグフードだとか、人間の食事を思わせる豪華なドッグフードが当たり前に売られているのでちょっとビックリしたのだった。
 それにしてもなぜいつも、スーパーのカルカンパウチマグロ味のところには18歳以上向けのカルカンパウチが混ざっているのだろうか。いっぺん間違えてカゴに入れてしまったこともある。会計するときに気づいて慌てて取り替えさせてもらった。動物の世話をしないひとには同じに思えるのかもしれない。

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