きょうの聡太くん 2024/2/29
きのうは絵画教室に行ってきた。相変わらず猫軍団が元気そうでとてもよかった。猫軍団は以前とおなじく喧嘩をしていて、先輩猫のほうが後輩猫の毛を噛んでむしっていた。
絵の先生の猫はみなまるまると太っており、なかでも先輩猫の太り方たるやまさにデブ猫なのだが、先生は最近すこし先輩くんが痩せたように感じ、普段は吐かないキャットフードを戻してしまったので、心配して動物病院でいろいろ検査を受けさせたそうだ。
検査したところ特に悪いところはなかったそうなのだが、体脂肪率だけは測定不能と出たそうだ。太りすぎである。
そして検査費用が2万円ぶっ飛んだというから恐ろしい。でもそれも安心料だと思えば安上がりなのかもしれないなあと思う。
いま絵画教室では聡太くんの絵を描いている。聡太くんの顔はハードボイルドなのに、なにやらメルヘンな背景になってきた。わたしはたまちゃん健在のころから猫と花ばかり描いている。
絵の先生は聡太くんのハードボイルドな顔の写真を見て、「男の子でよかったね」と言っていた。性別が顔に出るのだろうか。テストステロンの作用だろうか。そこはわからないが、たぶん秋くらいにはハードボイルドメルヘンな聡太くんの絵をお出しできると思う。
聡太くんはすっかりエリカラに慣れた。エリカラをつけるときより薬を塗るときのほうが嫌なようだ。
でもきのうあたりからすこしおねだりに気迫を感じるようになった。「おやつ食べるか?」と聞くと「うううんっ」と返事が出るし、支度している足元をウロウロしながらニャーニャー騒ぐ。
でも相変わらずエリカラの幅がわからないようで、あちこちガツガツエリカラをぶつけている。きのうわたしが絵画教室に行っているあいだ、父氏に聡太くんのお守りをお願いしたのだが、引き戸をちょっと開けて「あけて〜」と騒ぎ、開けて出してやって閉めると「いれて〜」と騒ぎ、を繰り返していたようだ。まだ自力でエリカラのまま通れる隙間は開けられないのである。
きのうだったかおとといだったか、エリカラの留め具が緩んでいて暴れたはずみにスポッと取れてしまったので、気をつけねばならない。
猫というのは生活を侵略するなあと最近つねづね思っている。犬や人間の小さいお子さんもきっとそうなのだろうとは思うのだが、おもちゃを散らかしトイレの砂を散らかし爪研ぎ板のクズを散らかし、毎日やりたい放題している。
その上我が家は人間までズボラなのでテーブルの上も下もひどい散らかり方をしている。
きょうは午後から来客があるそうなので人間は真面目に掃除をしなくてはならない。聡太くんはどういう反応をするだろうか。
掃除といえばインスタで流れてくる犬猫の動画に映っている住居はだいたいきれいに片付いているのだが、どうすればああなるのだろうか。ユーチューブだってそうだ、犬猫の動画はだいたい家のなかがきれいに片付いている。どうすればあそこまで侵略されずに済むのだろうか。
まあ我が家は単に人間が無精というのもあるかもしれないのだが、どうやって掃除してもああいうきれいな部屋にはならない。雑多なものがバラバラ散らばりテーブルの上は文房具や薬でとっ散らかり、という状況だ。
心のどこかで「いま流行りの『生活感のない家』など作ってたまるか」という逆張り精神が頑張っているのかもしれない。でも掃除を頑張ろうと思う。