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きょうの聡太くん 2022/12/27

 えねっちけーで岸辺露伴が放送された。まぎれもない年末だ。ちなみに時間が遅いのと、一緒に観る母氏がまだ仕事納めしていないのとで、今年は録画して観ることにした。早く観たい。
 聡太くんはどうやら本気でケージの上に置いた座布団を気に入ってしまったようだ。ずっとそこでお昼寝をしていて、下界の自分の布団には戻ってこない。完全にお殿様である。
 そしてときどき、ケージの上から登れる神棚によじ登っている。偶像の宮なのでどんどん登れと思う一方、埃をぱらぱら落とすのはやめていただきたいと思う。
 カーテンレールは体が大きくなってうまく登れなくなったようだ。小さいころひょいひょい登られたときは「ヒェッ」となったが、大きくなると出来なくなることもあるのか、と不思議な感慨に浸ってしまう。

足うめー。


 きょうも聡太くんの悪行を報告せねばならない。きょうは、きのうの夜母氏がしまい忘れた目薬をどこかに持ち去ったらしい。
 目薬といってもその辺の疲れ目の目薬でなく、病院で処方されたドライアイの目薬だ。聡太くんの大好きな、あるいは親の仇であるビニールのパッケージにしまっていたので、そりゃ持ち去ってしまうだろうなと思う。
 それからきょうは、かぼちゃ味のマドレーヌを食べていたら手を伸ばしてきて、かわし損ねて爪で少量へじり取られた。マドレーヌってたしかアーモンドの粉だよな……と検索したら猫にはよくないようなので、次は取られないようにしなくてはならない。
 それからきょうもフライパンをさんざんなめたのち、ガス台にイタズラをしていた。
 悪いこともいっぱいするのだが、すごくかわいいこともたくさんする。手からおやつを食べさせたときの「もっとよこせ」の顔とか、寝ているときのクチャクチャの顔とか、かわいいから全て許されている。うらやましい。

「おひざのうえ、すきなんですよね」


 首輪チャレンジがここのところいい感じである。
 首輪にちょっとずつ慣れて、1分くらいならつけていてくれるようになった。まあ1分なのだが……。
 しかしその代わり爪を切らせてくれない。やっぱり獣医さんで切ってもらうべきだろうか。しかしいつもの獣医さんに爪切りで連れて行ったら「自分でやんなさいよ」と言われかねない。いつもの獣医さんは商売っけがめちゃめちゃ薄いのである。
 5月、聡太くんが来るにあたって、あらためて「子猫ってどんな生き物だっけ……?」と本を見たのだが、「家に来たら獣医さんに連れていって健康診断と猫エイズと猫白血病の検査をしましょう」と書いてあり、注射で血をとるのを想像しながら連れて行ったら、眺め回して耳掃除して「ちょっと痩せてるけど元気!」と言われてしまったのだ。ここは商売っけを出して、もろもろの病気の血液検査をするべきだったのではないだろうか、と思うのだが、大らかに受け止めなさいよ、ということだったのだろうと解釈している。
 結局チョッキンするときにもろもろの病気を調べたのだが、そっちの獣医さんは商売っけが満載だった。それが普通なのだろうと思うのだが、それにしたっていつもの獣医さんの商売っけのなさよ……。

 聡太くんは捕まえてケージに入れようとすると、腕の中でニョロニョロとウナギのごとく動いて脱出しようとする。ウナギ屋だと聡太じゃないほうの藤井先生だ。
 ときどき自分からケージに入って、退屈しのぎになるだろうかと吊るした鈴や洗濯バサミをつついている。変なやつなのだ。入れられるのは大嫌いなのに自分から入るのはOKなのだ。
 ちなみにケージに入れたまま掃除機を出してくると、ものすごい形相で激しく暴れる。怖いものから逃げる手段がないからだと思う。
 正月の2日の昼あたりに叔父上会をしようか、と母氏と相談しているのだが、聡太くんは叔父上にどんな反応をするのだろうか。前にも一回会っているはずだがずいぶん前の話だ。聡太くんは覚えているだろうか。

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