きょうの聡太くん 2024/1/22
母氏が職場の同僚から卓上カレンダーをもらってきた。もうカレンダーは飽和状態なのだが、かわいいワンちゃん猫ちゃんのカレンダーなので飾らないわけにいかず、中の三角の部分を開いてテーブルに置いた。
するとどうしたわけか聡太くんがそれに突進し、三角部分に頭を突っ込もうとし始めた。それは無理だ。どう考えてもカレンダーは小さい。なんでそんなことをするのだろう。
狭いところに入りたいのか、はたまた「ぼくのほうがかわいい!」と主張しているのか、そこはわからないのだが、聡太くんはずいぶんとカレンダーにご執心であった。
もしかしたら聡太くんの「せまいところにはいりたい」という気持ちが荒ぶった結果なのかもしれない。いつぞやダイソーで500円の猫トンネルを発見して買おうか悩んだことがあるので、あれを買っておけばよかったかな……と思ったが、置く場所が全くないのだった。
弊noteの読者の方であれば、我が家が生活感全開の猫に侵略された家であることはご存知だと思うのだが、ここにさらに猫トンネルを置いたらどれだけのカオスになるのだろう。
それからおもちゃといえば、聡太くんはさっそくボールをなくしてしまったので、新しいのを出してやらねばならない。
きのうの人間の夕飯はししゃもフライであった。油で揚げたものだし魚だし食べたがるかと思いきやそうでもなかった。母氏が身の部分を少々食べさせたが、結局あまりおいしい顔はしなかった。
なぜだろう。アジフライのようにジューシーでないからだろうか。ホッケの干物のようにいい匂いがしないのだろうか。猫の食の好みというのは難しいものだ。
むやみに人間の食べ物を与えてはいけない。しかしおいしいものを人間に分けてもらって喜ぶ猫はかわいい。難しいところである。
最近聡太くんはずいぶん健康なUNKOを出すようになった。もうすぐサプリメントが切れるのだが、そうなったら少し様子を見てみようと思う。
聡太くんよ、すこやかお腹であれ。
聡太くんの名前の元ネタのひとがすごい。
きのう将棋えねっちけー杯を前半寝落ちしてはっと目が覚めたら中盤戦に突入しており、たいへん面白いところを見ることができた。
名前の元ネタのひとは見事に勝利を収めた。しかしインタビューで話しかけられるたびに「アッ、はい」というのがよく考える人なのだと思うと同時に小林製薬かと思ってしまう。
そしてきのうリアルタイムで戦っていた王将戦でも勝利し、「勝者の記念撮影」で妙にムーディーな写真を撮っていて朝から大笑いしてしまった。
デビューしたときは中学生だったというのにもうすっかりお兄さんになってしまった。デビュー戦が加藤一二三先生との対局でなかったら、きっとわたしは将棋に興味を持つことはなかっただろう。
そういえばいつから将棋指しにいってないんだっけ……と将棋のノートを開いてみたら、なんと去年の指し初め会からこっちいっぺんも行っていないのだった。オリンピックで大河が飛んだら行こうと思う……が、開催地がパリなので試合は日本時間深夜とかになってしまうのだろうか。
とにかく名前の元ネタのひとが活躍すると、その名前をつけた聡太くんまで立派に見える。爪切りにいった獣医さんに「八冠だからって調子に乗らないでください」といじられたときはとても愉快だった。
聡太くんは名前の元ネタのひとみたいに賢いとか天才的素養があるとかではないのだが、かわいさだけは突出している。名前の元ネタのひとも聡太くんも、自分の道を突き進んでほしい。