きょうの聡太くん 2022/10/29
聡太くんはきょうも噛みまくっておしおきタイムである。なぜ人間の手を噛むのだろう。楽しいのだろうか。おいしいのだろうか。分からないが噛むのが好きだ。
まさに噛む噛むエヴリバディでかむどんどんなわけだが、聡太くんは基本的に反省しない。聡太くんが仮に朝ドラ的な存在でも反省会タグはできないだろう。
反省しないといえば、きのうも神棚に登ったりケージからソファを引っ張ったりしていたし、きょうもふすま(まあ滑りをよくするテープは貼ってあるが)を開けたりと傍若無人の暴れぶりだった。
そしてお腹ゆる太郎がなかなかよくならない。いつもの獣医さんが出してくださる薬はゆっくり効くタイプらしいし、まだサプリメントも一回しか飲ませていないのでちょっと様子を見る感じだ。
なんでか知らないが聡太くんは人間の食事どきにUNKOをひり出す癖がある。わりと猫あるあるらしいのだが、夏なら窓を開ければいいが冬だと我慢するしかない。
まあ猫のUNKOなんて人間のに比べればきれいなもんである。食事の真っ最中に踏ん張られると「ええ……」となるが、ほんのいっとき匂うだけだ。
チョッキンしたら妙に甘えん坊になったとは前にも書いたが、甘えん坊がどんどん加速しているように感じる。
元から人間大好きくんではあった。知らない人でも危害を加えないと分かれば近寄っていくくらいの人間大好きくんだ。さっき警察のひとが巡回に来て、特殊詐欺と交通事故の注意喚起のビラを置いていったのだが、なんとその様子を見に来たのである。人が怖くないといっても限度というものがあるぞ。
ちょっと座ると「よっこいしょ」と膝に乗っかってくる甘えぶりである。もしかしたら噛むのも甘えているのかもしれない。
運動量が落ちたのか、2階にもあまり行かなくなった。ときどき行くのだがわりとすぐ降りてくる。ボール遊びも以前のように無限に遊ぶ感じでなくなった。でもボール自体は好きなようだ。すでに豹柄の模様を留めないほどかじりまくっている。
最近聡太くんは「ハイタッチ」を覚えた。タッチというよりパンチなのだが、手のひらを向けるとそれめがけてパンチしてくる。ぱっと見はハイタッチに見える。
新しい人間との遊び方を覚えてくれるのはうれしい。一緒に遊ぶのは楽しい。
首輪チャレンジはまだ続いている。しかしつけようとすると暴れるしつけるとジタバタするし、基本的になんの成果も上がらない。これではまるで調査兵団だ。
聡太くんはぱっと見が完全に「ふつうの猫」なので、首輪なしで脱走したら野良猫だと思われかねない。だから首輪をつけてやりたいのだが、断固拒否である。
果物ネットをつけたときだって一瞬も大人しくしなかったし、なにかを体に付けられるのが嫌なのだろう。だからかぶりものをつけるのも多分無理だ。別にハロウィンを祝うような趣味はないのだが。
いまは近所のスーパーもハロウィン一色である。なにがそんなに楽しいのか。ハロウィンは内田善美の作品のなかで充分である。そもそもハロウィンは大人がコスプレして酔っ払って暴れるイベントではないと思うのだが。
ちなみにハロウィンモードの近所のスーパーであるが、「メリー・クリスマス! クリスマスケーキのご予約はお早めに!」という店内放送がかかっている。ハロウィンとクリスマスの同時進行だ。
スーパーとしてはハロウィンはお菓子や仮装グッズの売れるイベントで、クリスマスはケーキやおもちゃが売れるイベント、くらいにしか考えていないのだろう。お祭りに乗じて商売する商魂逞しさを感じるのだが、同時にワゴンセールで50円になっている仮面ライダーリバイスのチョコを見て切ない気分になるのだった。