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きょうの聡太くん 2024/12/16
まずはお下品なネタから。
きのう朝起きて茶の間にいくと、聡太くんはUNKOをモリモリと出していた。きのうは寒かったので(きょうもだが)、聡太くんのUNKOからはホカホカと湯気が上がっていた。完全なる出したてホヤホヤであった。
聡太くんは最近お腹の調子をよくするサプリメントをかけたパウチをよく残すのだが、きのうに至っては砂をサカサカかける仕草までしたので、どういうことだろうとググってみたら「猫の消化管は短いので、食べ物の匂いがそのままUNKOの匂いになっている可能性がある」ということで、お腹の調子をよくするサプリメントはやはり乳酸菌の匂いがするのだろうし、やっぱりUNKOと似た匂いがするのではなかろうか。サプリメントをかけなかったきのうの夜と今朝はちゃんと食べたのだし。
まあUNKOをモグモグするよりずっとマシだ。カリカリをちゃんと食べてくれればそれでいいのだ。健康であれ。
きのうイライラすることがあって壁を\ゴン!/とぶん殴ったところ、聡太くんはしっぽをタヌキにして襲いかかってきた。大きい音にビックリしたらしい。
いやしっぽをタヌキにするところまではわかる、なぜ襲いかかってくるのか。壁をぶん殴った手にしがみついてガリガリしようとしていた。「にんげん……おおきいおとをだすな……」ということだろうか。それともビックリしたらわたしに攻撃するのがお約束なのだろうか。
わからないがなるべく大きな音は出さないようにしよう、と思った。わたしがキレれば聡太くんもキレるのである。
しかし大きい音が怖いのは猫あるあるだと思うのだが、それで反撃してくるというのがわけがわからない。なんでじゃ。
どうして隙あらば攻撃してこようとするのか。その謎を解き明かすためねこねこ探検隊は密林の奥地に向かわずストーブの前でゴロゴロしていた。
この間、年末年始くらいはきれいな爪でいようと思ってマニキュアのすごくちっちゃいビンを一つ買ってきたのだが、それはまだ塗らないにしても爪の表面がボコザラだったので、昔母氏が買ったという電動爪用やすりで爪をゴリゴリ磨いていたのだが、それが動いているところを初めてみる聡太くんは「な、なんだ!? なにごとだ!?」という顔をしていた。
そこでつい「爪研ぎをしているのだぁ」と説明したが、分かっただろうか。
最近聡太くんは自分の爪研ぎ板でなくテーブルの上の木製の鍋敷きで爪研ぎをしていることが多い。なんでじゃ(本日2度目)。このガリガリくんめ。
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きのうの夜、ついぼーっと昔の(放送当時母氏は小学生であったらしい)紅白歌合戦のダイジェスト版みたいなのをぼーっと観て、ドキュメント72時間をぼーっと観ながら夕飯を食べ、来るべき大河ドラマ最終回に向けて備えていたのだが、聡太くんは母氏の膝におり、父子に名前を呼ばれると「ニャン……」とすごくちっちゃい声で返事をしていた。かわいすぎる。わたしにはぜったいやってくれないやつだ。
スパイファミリーの書き文字風に言うと「ジェラッ……」という感じである。そうかそうか、そんなに父氏が好きなのか。どうせわたしは下僕ですよという気持ちになったのだが、猫の下僕であることは幸せなことなので許すのであった。
きのうは前述したとおり大河ドラマ「光る君へ」の最終回であった。
聡太くんと観る大河の最終回はこれが3度目だ。「鎌倉殿の13人」のときはまだ1歳になっていなかった。「どうする家康」の最終回はテーブルの上でスヤ……と溶解していた。
きのうは父氏の椅子にどっこいしょと座ってぐうぐう寝ていた。どうやら聡太くんは古典文学に興味がないらしい。それでいいのだ。
来年の大河の最終回にも聡太くんはいるだろう。ずっと一緒にテレビを観たい。ただし破壊工作はしないでほしい。