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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2024/11/22

 きのう聡太くんは昼ごはんをきれいに食べてくれた。まあ食器の移し替えはしたし、ケージを開けてもキョトンとして「はて……?」という顔をなさっていて、パウチのキャットフードを顔の前まで持っていってどうにかキャットフードを置いているトレイまで移動させたりしたのだが、それでもきれいに食べてくれて嬉しかった。
 なにがきっかけできれいに食べたのだろうと考えたとき、やはりケージに入れたらどさっとUNKOをした、というのが一番大きい気がする。お腹がスッキリしていたのだ。
 それ以外の食事はいつも通り「ぼくこれいらない」をやっていたので、やはりスッキリ出すのは大事なのだと思われる。
 どうして食べないのだろうと悩むのだがそこには猫なりの理屈があり、猫なりの理由があるのだろう。人間がなんとかしようとしてなんとかなるものではないのだ。
 本猫の気持ちというものを尊重してやらねばならない。でも「ぼくこれいらない」をやられても食べていただかないと困るのだが。

 あまりにもカリカリを食べてくれないので、本気の最終手段に出た。カリカリの変更である。
 聡太くんの食べているグレインフリーのカリカリは白身魚味とチキン味があったな、と記憶していたので、きのうちょうど白身魚味のいつものカリカリがラスト一袋になったのでチキン味を買ってきたのである。
 しかし白身魚味のカリカリとチキン味のカリカリを混ぜて食べさせたところ、やっぱり「ぼくこれいらない」とやられた。なんでじゃ。なにが不満なんだ。
 でも人間の食事をしながら皿を移し替えたり目の前に皿を置いたりしているうちにちりぽりちりぽりぜんぶ食べたので、食べていないわけではないのである。
 食べ終わったあと聡太くんは「げぷ」とやったり「けぽ」と不穏な音を立てたりしていた。吐くのかと心配したがとりあえず吐かなかった。
 いま弊記事を書きながら聡太くんに朝ごはんを食べさせているのだが、やっぱり「ぼくこれいらない」をやっている。なんでじゃ。

 ここ最近弊noteの話題がずっと聡太くんがカリカリを残すことになっていてなんというか申し訳ない。もっといろんな聡太くんを書きたいのだが、それくらい「ぼくこれいらない」のインパクトが強いのである。
 聡太くんが「ぼくこれいらない」をやるたびに、食べられなくなって弱っていったたまちゃんを思い出してしまう。聡太くんは弱って食べられないわけではないのだと分かっていても、「ぼくこれいらない」をやられると不安になる。
 もっと楽しいことを書きたい、だが聡太くんがカリカリを残すのが心配すぎるのだ。なんで「ぼくこれいらない」をするのか。
 なんとかして食べてもらおうと知恵を絞ってもだいたい失敗するし、聡太くんはずっと断固として「ぼくこれいらない」だし、もうどうしたらいいかよくわからない。どうすればおいしいおいしいと食べてくれるのだろう。そもそもおいしくないのだろうか。

「にんげんは、ふとん!!」


 でも聡太くんの行動は元気そのものなのだ。人間に寝ろと命令して脚に乗っかったり母氏にべたぁっと甘えたりしている。完全に健康そのものだ。
 だから人間も食べない聡太くんを認めて慣れるしかないのだが、どうにもそれができないでいる。猫が偏食するのは当たり前のことなのだと思おうとしても気持ちがおいつかない。
 それくらいたまちゃんとお別れしたのがショックだったのだと思う。聡太くんはまだまだ若いのに、食べないというだけで不安になってしまう。
 それとも聡太くんは時間をかけてゆっくり食べたいのだろうか。弊記事を書き始めたあたりで食事を出してもらい、ここまで書いたところでなんとかぜんぶ食べ終わった。その間およそ35分である。ぜんぶ一気にガツガツ食べようという気がなかっただけかもしれないが、人間はそれを心配するのだということをご理解いただきたい。

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