きょうの聡太くんとヘドロ飼い主 2023/10/25
聡太くんはときどき、夏にそうなったみたいにバタバタ走って慌てたように体をなめたりするのだが、落ち着くまでが早くなったように感じる。
自分でも調子がおかしいことがわかるのだろうか。そこはどうだか知らないが、わりとすぐ落ち着くようになった。もしかしたら単に体力が有り余っているだけなのかもしれない。
すこしずつ成長しているのだなあと思う。いつもの獣医さんは「2歳くらいまで育つよ」と言っていたし、猫原理主義の絵の先生は「猫は見てるといつまでも大きくなり続けるよ」と言っていた。まあ絵の先生は単に食べさせすぎなだけだと思うのだが、まだもうちょっとだけ成長の伸び代があるのだと思う。
きょうは絵画教室である。猫さんたちは元気だろうか。相変わらず末っ子の白黒くんは先輩たちに喧嘩を売っているのだろうか。猫多頭飼いというのは楽しそうだがそんな責任の重いことはホイホイとはできない。聡太くんも喧嘩の相手がいたら噛み癖くんじゃなくなるのかなと思うのだが、もう遅いのであった。
聡太くんは天気予報が好きである。よその猫さんもみんな天気予報が好きらしいのだが、聡太くんは指し棒の先の丸いやつではなく気象予報士の腕を仕留めにいく。
きょうは朝ドラが始まる前の東北地方の天気予報を見ていたらテレビ台の上で気象予報士の腕を仕留めようとしていた。獲れなくてむなしいだろうに、テレビの裏に手を突っ込むのがたいへんかわいい。
猫の世界ではテレビの裏側にも世界が続いているんだなあ、と思う。小さい子供みたいでかわいい。
天気予報が終わったら素直にテレビ台から降りて昼寝を始めたので、いい子だなあと思う。きょうの朝ドラもとても面白かった。
今期の朝ドラはなかなか強烈な印象だ。とても面白い。前期が最高に面白かったので心配していたのだが、いまの朝ドラも毎朝楽しく観ている。きょうの回はラインダンスのシーンが凄まじかった。
どうも聡太くんは「にんげんはみんなこれをみる。だからそのまえにいればみんなぼくをみる」と思ってテレビ台に上がるようだ。猫というのは面白い。
おととい書店で買ってきたライトノベルが面白いのだが、タイトルがとんでもなく長くて「これ読書の感想をUPしてるはてなブログのタイトル欄に収まるのか?」となっている。
秋だからか読書がとても楽しい。いや読書は年中楽しい。本が楽しいのは幸せなことだ。
両親に「読書が楽しい人間に育ててくれてありがとう」と言うと、「いやなんもしてない」と言われるので、どうやら遺伝らしい。父氏も母氏も本が好きだ。
思えばわたしは小さいころから本が好きだった。中学の朝読書に「ガダラの豚」や「吉里吉里人」などを読み、クラスメイトに「2段になってるじゃん!」と言われたりした。どんなに分厚くても2段組でも躊躇なく読めた時代が懐かしい。
それも統合失調症で高校生から20代はじめくらいまで読書どころでなくなってしまったので、楽しく読書できるのはすごいことだと思うとともに、おのれ統合失調症、という気持ちである。
病気は日常の小さな楽しみすら奪っていく。健康は大事だ。
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