きょうの聡太くん 2023/12/18
きょうは聡太くんを獣医さんに連れていった。爪切りと、最近できて気になっていたかかとのハゲを診てもらうためである。
いつも通り大暴れする聡太くんを捕獲し、キャリーに入れて、車でいつもの動物病院に向かった。道中、聡太くんはやはり絶望の叫びを上げていた。
いつもの獣医さんは父氏とタメなので、いつ動物病院を閉めてしまうかと心配していたのだが、年末年始の休診のお知らせを出していて、どうやら来年もやってくれるようで安心したのだった。
まず診察台の上に出す段階で聡太くんは抵抗した。キャリーの中の板に踏ん張って「いやだー」と抵抗した。それでもどうにか診察台に出して、爪を切ってもらったのだが、どうやら獣医さんをただただ恐ろしいと認識する歳でなくなったらしく、爪切りにも抵抗した。
ハゲを診てもらったところ、獣医さんは「皮膚病って感じだねえ」とおっしゃった。前に出してもらった抗生物質の軟膏をつけて、それでよくならないようなら飲み薬にしましょう、と言われた。どうかよくなってくれ。そして帰るときはすんなりキャリーに入るのだった。獣医さんに「よいお年を」と声をかけて帰ったのであった。
きのうは「どうする家康」の最終回だった。とてもよい最終回であった。全てのスタッフさんと演者さんに拍手したい。
さて、ふだん人間が大河を観ているときは母氏の膝などでくつろいでいるか人間の袖を噛んでいるかの聡太くんだが、きのうはテーブルの上のストーブ温風直撃地点で溶けていた。あまりに面白くて一日3枚で我慢している写真を2枚よけいに撮ってしまった。
あまりに溶けていて微動だにしないので、「おい、だいじょぶか?」とつついても無視された。大河が終わって人間が動き出したらもぞりと動き出して安心したのであった。
去年の大河の最終回はそういうことはなかったので、おそらく大人猫になって眠気優先になったのだろう。ストーブ前で溶けている猫はかわいい。
聡太くんは人間に噛みつくとき、顔をしわくちゃにしている。
たまちゃんはあまり噛まない子だったし全身真っ黒だったので、噛んでいるときの顔の印象がないのだが、聡太くんは顔のしわがはっきり見える。
あぎぎぎぎ……という声が聞こえてきそうな噛みかたである。なんなのだきみは。
聡太くんの最近の趣味は洞窟探検である。押入れをガリガリと開けて中に入り、中にしまってあるものを噛むのだ。その様子はまさに洞窟探検である。
楽しそうではあるのだが、中には危ないものもあるかもしれない。もはや押入れになにが入っているか人間のほうでも把握していないので、変なものを飲み込む恐れがある。
だから洞窟探検はやめていただきたいのだが、聡太くんは冒険家なのでやめてくれるわけがない。早稲田大学探検部だ。そのうち納豆のルーツを求めてアフリカに向かうかもしれない。
いま聡太くんは動物病院の疲れなのか、母氏の膝でスヤリンコフと寝ている。眠り猫といえば日光東照宮である。すなわちまさに甘えん坊将軍である。どうするそた康だ。
朝は掃除機にビビっていた。その前は人間の食事に卵がないのにガッカリした顔をしていた。
お腹のすうすう具合から察するに、もう少ししたら目をさまして「あの、ごはんはまだですか」と言いだすことだろう。