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【今日のソウさん#28】年収と幸福度|年収200万から1000万まで経験して得たベストアンサー

おはようございます。8月23日です。年収と幸福度の比例についてなんですが、ある調査で「年収800万円が境目だ」と書かれていました(UFJ銀行のサイトがよくまとめられています)。

僕も、若い頃に転職を失敗して200万以下だったこともありますし、平均年収とされる400万円、600万円、1000万円超と全部経験しました。

そのときのリアルな感想はこちらです。

200万円以下

最低限の生活の維持すらままならず、ストレスフルな日々でした。今よりも物価が安かったとはいえ、辛かったなぁ……。使えるもの(実家・人とのつながりなど)を駆使して、少しでも割りのいい仕事がないか必死になっていました。1番エグかったのはトリプルワークをしようと決心して、慣れるまでの期間でしたね……。夜中の0時に起床→食品工場→日中は飲食店バイトを週に5日、週末2日は家電量販店でネット販売。週休0.5日生活を半年〜1年続け、日に当たらない&不規則な生活でいつも真っ青な顔色でした。正直、もう2度とやりたくないし、若かったから乗り切れただけですね。

400万円

友だちのツテをたどり、今の職場で働いて数年経った頃に平均年収に戻りました。年収の高さよりも、正社員という安定した身分を手に入れたことによって幸福度が高まったと思います。しかし、当時は子どもも幼く、400万円では食っていけても、子育てに関する手間暇を夫婦2人で賄わなければならないのでしんどかったですね。一応、車も持てたし、たまに外食にも出かけられました。結婚していたら平均年収の旦那+嫁さんのパート、独り身なら十分幸せに暮らしていける年収水準だと思います。

600万円

ライターを始める前に会社員だけで600万円の年収だった時期があります。子ありの年収600万円、親族からの応援なしの場合、「何かを諦めれば幸せに暮らしていける」って水準だと思います。たとえば、マイホームを中古にして子どもの進学先が国公立縛りだと、ゆとりがあります。しかし、新築を建てたいと思ったり、子どもが私学に行きたいと希望したりすると一気に苦しくなる年収ですね。おそらく、得られるモノ・コトのグレードが若干上がるため、全部欲しくなってしまいがちですが、何かを諦めて帳尻を合わせないと人生の後半が苦しくなります。独り身なら年一で海外旅行にいってもお釣りがくる年収水準だと思います。

1000万円超

サラリーマンの上位5%に入る年収とされています。大概のものは我慢しなくても欲しいだけ、望むだけ買っても暮らしていけます。ただし、忙しくて旅行に出かける暇がなく、私生活にゆとりがありませんでした。その代わりに日常的に好きなクラフトビールを飲むとか、新車に乗るなどのモノ消費に走ってしまいがちです。食事もデリバリーやテイクアウトを躊躇することなく頼んでました。働き方にもよるんでしょうけど、忙しさにかまけて私生活がおろそかになってしまう人が増えそうな気がします。そして、それって幸せじゃないよなぁとも思ってしまいます。また、独り身なら年収だけで一定のモテ度合いに到達できる年収水準です。

最後に

今はライターを廃業して生活していますが、700〜800万円の年収をひとつの仕事で稼ぎ、余暇を楽しむ方がよっぽど幸せです。幸せはお金で買えないもののひとつだと確信しています。友だちや子どもと遊ぶ、たまに美味しい外食に出かける。結局、仕事は幸福を与えてくれるものではありません。幸福を得るためのツールにしか過ぎないので、あまり頑張りすぎない方がいいです。

僕は「子どもの学費が足りない」と思ってシャカリキになって働いていましたが、お金が足りるようになっただけで幸福とは言えなかったですね。しかし、「仕事は所詮仕事という気づき」や「極限まで力を抜いても振ってくるタスク」、「自分の力でお金を稼ぐ実感」など、得られたものもあり、無駄ではなかったと思います。

僕なりに得た結論としては、独り身のときに年収400万超えを目指して、たまに遊びながら貯蓄し、定年の15年前までに600万円に到達。子ありで進学に力を入れたいなら郊外の中古住宅か賃貸、進学に力を入れない・子どもを持たないなら新築マイホームか便利がいい場所に高額な持ち家を購入するとQOLが高まりそうです。

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ほぼ日刊ソウ新聞
ライター・フリーランスは孤独です。私は1人で悩んでいる人のためにnoteで情報発信しています。サポートいただけたけた収入は、更なる有益情報を発信するための原資とします。賛同していただけたらうれしいです。