みんなに知ってほしい❗️『レ・ミゼラブル』編Part1
みなさん、こんにちは!
今回は、ミュージカルや映画でも人気のある「レ・ミゼラブル」について話していこうと思います。
ぜひ、最後までご覧ください
1.レ・ミゼラブルってなに?
内容を解説していく前に、レ・ミゼラブルってどんな意味かわかりますか?
直訳すると…
「悲惨な人々」、「哀れな人々」
といった意味になります。レ・ミゼラブルをまだ見たことないよって方に簡潔に話すと、とても切なく、悲しいお話です。
まぁ、そこに至るまでの登場人物一人一人の壮絶な過去や物語があるからハマってしまうんですけどね😅
そんなレ・ミゼラブルですが舞台は1769年〜1833年のフランス。主人公であるジャン・ヴァルジャンの一生を描いています。
結構長いのねって思った方いるかもしれませんが、実際にメインで描かれているのは1815年〜1833年の18年間です。
2.起重機のジャン
さて、それではいよいよ本題の方に入っていきましょう。まずは、主人公であるジャン・ヴァルジャンについてです。
1769年に貧しい農家の子供として生まれたジャン・ヴァルジャン。その後、両親を幼い頃に亡くしてしまい年の離れた姉に育てられます。しかし、姉の夫が死去。姉には7人の子供達がいましたが、貧しい過程環境であったため毎日を生きていくのがやっとの状態。そんな子供達にご飯をと、ジャン・ヴァルジャンはあるときパンを一つ盗んでしまいます。その結果、逮捕されジャン・バルジャンは5年の刑が言い渡されます。
子供たちのためにも、育ててくれた姉のためにも一刻も早く外に出たいジャン・ヴァルジャン。
→4度も脱獄を図りますが失敗
その結果19年もの歳月を監獄で過ごすことになります。
そんなジャン・ヴァルジャンですが、監獄内でも並はずれた怪力で有名で「起重機のジャン」とあだ名が付けられるほどでした。
そして、1815年に出獄。ジャン・ヴァルジャンは46歳になっていました。
3.運命を変える出会い
出獄したジャン・ヴァルジャンでしたが、どこに行こうにも前科者という経歴がついて回ります。19年もの間服役していた彼は行く先々で冷遇された酷い扱いを受けます。長い監獄生活の中で人間社会に対して強い不信感を抱いていたジャン・ヴァルジャン。
そんなある日、ジャン・ヴァルジャンは司教館を訪れ、ミリエル司教に出会います。多くの人々から酷い扱いを受けるジャン・ヴァルジャンをミリエル司教は温かく迎え入れます。食事や寝床まで用意してもらったものの、その夜ジャン・ヴァルジャンは司教が大切にしていた銀食器を盗んでしまいます。逃げるジャン・ヴァルジャンでしたが、翌朝憲兵に捕まってしまいジャン・ヴァルジャンは「これはもらったものだ」と嘘をつきます。ミリエル司教のもとに連れて行かれ、絶対絶命のジャン・ヴァルジャン。しかしミリエル司教は「食器は私が与えた」と発言。そしてさらに、2本の銀の燭台も彼に差し出しました。人間不信になっていたジャン・ヴァルジャンは、ミリエル司教の行動や発言で改心し「正しい人」になろうと努め、日々を過ごしていこうと決心します。
4.夢やぶれて
1819年、ミリエル司教によって改心したジャン・ヴァルジャン。フランスのモントルイユで「マドレーヌ」と名乗り、黒いガラス玉及び模造宝石の産業で成功してこの街の市長になっていました。
そんな彼の工場に一人の女性が働いていました。名をファンテーヌと言い、モンフェルメイユのテナルディエ夫妻に預けられている3歳になる娘がいました。この娘が最初の写真にもなっているコゼットです。
ファンテーヌは父無し子(コゼットという娘)がいることを黙って働いていました。しかしある時テナルディエ夫妻からの手紙によってバレてしまいます。売春もしていたファンテーヌは一緒に工場で働いている人から軽蔑されていました。このことがきっかけで規律が乱れるからと工場を解雇されます。この出来事に関与はしていないジャン・ヴァルジャン(マドレーヌ市長)でしたが、ファンテーヌは自分を解雇したヴァルジャンを酷く恨むようになります。
頻繁に届く手紙。そこには、実際には病気になどなっていないのに「コゼットが病気だから金をおくれ」「冬になって暖かい洋服を買うから金をおくれ」と色々な理由をつけてお金を要求をされていました。毎晩体を売るだけでは足りないお金。ついにファンテーヌは自分の前歯と髪を売りコゼットへの仕送りとしていました。
※映画やミュージカルで有名な『夢やぶれて』という曲はこの時にファンテーヌが自分の人生の不幸を、絶望の中で唄う曲です。
生活苦に陥るたびにファンテーヌの精神は崩れていってしまいます。
コゼットをテナルディエ夫妻に預けてから5年。ファンテーヌはある男といざこざを起こしてしまい逮捕されそうになりますが、ジャン・ヴァルジャン(マドレーヌ市長)に助けられます。コゼットを預けた頃から患っていた病気でもう長くはないと悟ったファンテーヌ。ジャン・ヴァルジャン(マドレーヌ市長)にコゼットと再開できるようにお願いをします。この話をヴァルジャンは承諾。テナルディエ夫妻からコゼットを引き取ること約束しました。最初はヴァルジャンのことをひどく恨んでいたファンテーヌでしたがヴァルジャンからの謝罪と真実を知ったことにより、自分の話を受け入れてくれたヴァルジャンのことを信頼するようになります。
モンフェルメイユへコゼットをテナルディエ夫妻の元から引き取りに行こうとした矢先、事件が起きます。ジャン・ヴァルジャンは自分と間違えて逮捕された男の話をジャヴェール警部から聞かされます。実はジャン・ヴァルジャンは仮出獄中。期間は過ぎているもののジャン・ヴァルジャンという名を隠しながら生活してきていたのです。ルミエル司教との一見で「正しい人」になろうと日々過ごしてきたジャン・ヴァルジャン。葛藤の末、自分と間違えられて捕まったその男のことを救おうと決心します。裁判所へと向かったジャン・ヴァルジャン。裁判で自分がジャン・ヴァルジャン本人であると告白。その後ジャン・ヴァルジャンは逮捕。その事実を知ったファンテーヌは、自分が信頼していた人の逮捕とこれまで抱えてきた精神的な苦痛によってショック死してしまいます。
※なぜコゼットは預けられていた?
このことはミュージカルや映画ではあまり語られていない部分なので、知らない人も多いかもしれません。
ファンテーヌはパリでうまく仕事に就けなかったため故郷(モントルイユ)に帰ってきます。当時年齢は22歳。そこで偶然通りかかった安料理屋の前で幸せそうに遊んでいる2人の子供を目にします。そう、この安料理屋こそがテナルディエ夫妻のお店だったのです。そんな2人の子供を見てファンテーヌは思います。この人たちならコゼットを大切に育ててくれるかもしれないと。そこで、テナルディエ夫妻にこのことをお願いすると、育てるためのお金と子供の洋服を置いていくなら預かってもいいと言われ翌朝そのお金を払いコゼットを置いて出ていきました。
5.ファンテーヌとの約束
ジャヴェール警部によって逮捕されたジャン・ヴァルジャン。裁判の結果終身刑を言い渡され、ツーロンの徒刑場へ送られます。しかし、ファンテーヌとの約束のためジャン・ヴァルジャンは通算で5度目となる脱獄を図ります。コゼットを引き取るためクリスマス・イブの夜モンフェルメイユにやってきたジャン・ヴァルジャン。そこで村の外れにある泉で8歳の少女コゼットと出会います。ついに出会えたジャン・ヴァルジャンでしたが、コゼットがテナルディエ夫妻の営むお店で女中として働かされていることを知ります。さらにテナルディエ夫妻からは酷い虐待を受け、テナルディエ夫妻の子供からはいじめられていました。
※ここでコゼットをいじめているのが、
テナルディエ夫妻の子供であるエポニーヌ
テナルディエ夫妻の元にやってきたジャン・ヴァルジャン。ファンテーヌとの約束を果たそうとテナルディエ夫妻にコゼットを引き取らせてほしいとお願いをします。しかしテナルディエ夫妻はタダでは渡せないとジャン・ヴァルジャンにお金を要求します。金額は1500フラン(300万円)。ジャン・ヴァルジャンはこの金額を承諾し、翌日に支払いコゼットの身許を引き受けることになります。ファンテーヌとの約束を果たすことができたジャン・ヴァルジャンでしたが、現在ジャン・ヴァルジャンは徒刑場から脱獄して逃亡している身。すぐにコゼットを連れてパリへ向かいます。しかしそこにもジャヴェール警部の手が迫ります。逃げ込んだ先はフォーシュルヴァン爺さんが働く修道院でした。
※この出来事の時間軸は「4.夢やぶれて」の序盤でファンテーヌが解雇される前のお話
フォーシュルヴァン爺さんは以前荷馬車引きとして働いていました。ある日、雨でぬかるんだ地面に馬車が倒れてしまい下敷きになってしまいます。しかしジャン・ヴァルジャンが自慢の怪力で馬車を持ち上げたことにより助けられます。
(実はこのジャン・ヴァルジャンの行動により仮出獄となっていたジャン・ヴァルジャンを追っていたジャヴェール警部は、マドレーヌ市長がジャン・ヴァルジャンなのではないかと疑い始めます。)
その後、この出来事をきっかけとして膝を悪くしてしまったため、プティ・ピクピュス修道院の庭師として働き始めます。フォーシュルヴァン爺さんには死んだ弟がいました。「助けてもらった恩がある」と言い、ジャン・ヴァルジャンを死んだはずの弟として、コゼットを姪として迎え入れてもらえるように準備をしてくださいました。
2人は修道院で暮らし始めます。次第にヴァルジャンはコゼットを娘として、コゼットはヴァルジャンを父として慕うようになります。
6.Part2をお楽しみに!
Part1最後までご覧いただきありがとうございました。
いやぁ〜長い笑笑
私的にはできるだけ噛み砕いて書いたつもりでしたが…
読者が途中で読むのをやめてしまわないか心配です😅
さて、いよいよ物語は後半戦。(おそらくpart1より長くなります)
コゼットに運命の出会いが⁉️
始まる六月暴動
ジャン・ヴァルジャンとジャヴェール警部の関係も…
Part2をお楽しみに!!!!!!
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