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【何気なく手に取った小説】『線は、僕を描く』が人生の教科書としてうってつけだった件

何かを始めることで、そもそも、そこにあった可能性そのものに気づくのだ。


当たり前ではあるんですけど、言葉にしてみると「うわー!」ってなりませんか?



2022年に、横浜流星さんが主演で実写化したことにより話題になった作品『線は、僕を描く』

不慮の事故で親族を失った男子大学生が、ひょんなことから「水墨画」の世界にのめり込んでいく物語です。


元々は小説で、作家であり水墨画家でもある砥上裕將(とがみひろまさ)さんによるシリーズなのですが”小説の向こうに絵が見える”というキャッチコピーに惹かれて読むことになりました。


小説ライターをしていることもあり本当に色んな作品を読ませていただいた中でも、解像度がレベチ


「水墨画」というのがどういうのかいまいち分からなくても、墨を擦る間の独特の緊張感、半紙に筆を滑らせる感触、書き手の思考の移り変わりなどが怖いぐらいダイレクトに伝わってきます。(広告のつもりはないですが、ぜひ読んでみてください👍)

冒頭のフレーズは、主人公が水墨画の世界の巨匠にスカウトされ、水墨画を習っているときに巨匠から貰う言葉の1つです。



某マンガの登場人物の座右の銘で

”思い立ったが吉日、その日以降は全て凶日”

とあるのですが、『線は、僕を描く』にも通ずるものがあるな〜と感じました。

、、、というのも、自分の才能ってとりあえずやってみないと分からないからです。



この記事をご覧の方も、自分の才能や適正が分からず右往左往された経験があると思います。


僕も、こうしてnoteでいわゆるコンテンツというものを作ったり、仕事でSEO記事を作ってweb集客をしていたりするものの、文章に関する才能があるのかはわかりません。


でも、なくてもいいから続けたいなとは思っています。


一冊の小説との出会いと、仕事で挫折した経験からこうして言葉で伝えることを始めたのですが、元々自分がライターをするなんて思ってもみませんでした。


本当に「小説好きやし、意外と書けたりするんちゃう??🤔」みたいな文脈もクソもない理由から、ライターとしての自分をスタートしました。


今ではこうしてライターをやってみて本当に良かったです。


目指すところもなりたい姿もいまだに見えていないですが、自分の生み出した言葉でちょっとでも人の人生を変えられたら・・・という思い一つで今日まで続けています。


始める前から崇高な動機なんかいらないですし、とりあえずやってみて続けていくうちに自分のコアの部分を支えるものになっていくかもしれません。(『ハイキュー!!』の受け売りです。)


もし、何かやりたいこと・なりたい理想があって、ちょっとだけでも手をつけられる余裕があれば、ぜひやってみてください。

意外と面白い展開になると思いますよ。


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