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10月の活動報告のようなもの。

どうもsouの勝股です。
#souは勝股樋口ではじめた、企画、ブランド、制作を中軸としたクリエイティブユニットです。(本当はもう少し違うニュアンスもあるんだけど、とりあえず、こう説明をしておきます。)

souのふたりに共通しているのは割と受け身というか
人の話を聞くのが好きだということです。

ほっといたら人に喋らせてばかりで
なかなか自分でマイクを持たない
持つことを遠慮するタイプです。

Butしかし
これからのsouの方針だとか
ベクトルを定めていくためには
個人の想いだとか、熱だとかそういうもので
駆動する必要があります。
(じゃないとやる意味ないので)

ということで、ありていですが
互いの「好き」を軸に相互にインタビューを行っていく
というのが今月のsouの定例MTGの内容です。
(一応(一応とか言っちゃいけないな)実案件も少し受けはじめています)


”話を聞く”という営為。
なかなか妙でありまして、聞き手の存在で
随分と話す内容が変わるものだなと思います。

僕個人で言えば、雑談のようなものが好きで
登山というよりはトレッキング派
散策や散歩に近い形で
思いもよらないところまで歩いちゃったなぁ(比喩です)
という感じが好みです。

話し手が調子に乗って歩くのに
聞き手の存在の仕方(どんなふうにそこに居るか)が、たぶんに影響する。

傾聴だ
なんだと言われる昨今ですが
単に耳や体を傾ける以上のことが
そこにはたっくさんあるよなぁと思っています。

ブランディングや、企画も
そのはじまりには”話をきくこと”があって。
よくあるのが
この最初のヒアリングが通りいっぺんの事実確認みたいになってしまうことなんじゃないかなと思います。
特に忙しかったり、自分のリソースが逼迫していたりすると余計に。

僕と樋口は
知り合って長いですし、それでも
しっかり話をきくというシチュエーションを作って
きく(あるいは話す)と、知らなかったことだらけだなと思います。

最前線の今のその人に出会っていくことは
新鮮だなと思います。

内向きばかりではいけないと思いつつ
個人の熱でしか駆動しない運動体なので
この辺りの熱源調査はしっかりやっていきたいものです。

ということで
生存報告も兼ねて
これを書いています。


ここいらで文章を終えようと思ったけど
思い出しちゃったので最後にデザート的に書きますが、

僕は好きな映画を聞かれると『花とアリス』と答えることが、ままあります。(『ダークナイト』と答えることもある)

『花とアリス』の何がそんなに好きなんですか?
と樋口くんに聞かれて
ふいに

あの、冬の朝のザクザクという足音、白い息、まだあたりが暗い感じ、二人の謎のリズム感、よくわからないダンス、コメディ、桜吹雪、季節が巡ること、少女が大人になっていくこと、女子同士のよくわからない会話、最後のバレエのシーン。あらゆるものが一回性で美しくて、おもしろくて、儚く、懐かしくて、もう全てのシーンにそれらが詰まっていてたまらないよね

と答えていました。

自分にとっては”美しい瞬間。”というのが
生の肯定につながっているんだなと思います。
ひととおり、話し終わって気がついたというか。
(だから写真も続けているんだな)

例えばこういうところに
個人の駆動の熱源はあるんだと
そう思います。(souだけに)

ということで、もう満腹感もあるので、今回はこのあたりで。


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