推しとファン 〜カンハヌル氏のファンミを経て〜
人生初のファンミを経験し、
とっても幸せ。
心がホコホコしている。
だけど、同時に少し複雑な気分。
そんな記録。
1.推しに直接会う
今まで芸能人を推すことがなかった私は、正直彼らとは住んでいる世界が交わらない、遠い存在だと思っていた。
眺めているだけで幸せ。
彼らが幸せであれば、それが私の幸せ。
もちろん、今でもその気持ちに嘘はないんだけど。
2時間の間、駆け寄ったら10秒で抱きつける位置で推しを眺め続け、
実在するんだと確認し、
その人柄や笑顔に直接触れたとき…
私の中の壁が一気に崩れ落ちた気がする。
一方的に好んでいるのが心地よかったのに、
相手が幸せであればそれが一番だと本気で思っていたのに、
私を見てほしい…
1個人として交わってみたい…
恐れ多くも、そんな欲が出てきてしまったのだ…
彼の目に入った!と浮かれた。
手紙やプレゼントが思ったより少なく、私の手紙心に残るんじゃ?と思った。
本当に恐れ多いんだけど、せめて心に残るファンになりたくなってしまったのだ。
だけど、現実が私を襲う。
ステージからは何百人ものファンが見えただろう。今までもこれからも、たくさんの手紙やプレゼントをもらうだろう。
素朴で親しみやすいから、すごく、身近に感じるんだけど、彼は大スターなのだ。いつもキャーキャー言われてるんだろうな。
韓国語も十分に理解できない、日々配信作品を見ているだけの私。韓国に行ったこともないし、行く予定もない。
次会える保証もない。次はきっともっと遠い位置からしか見れないだろうな。
彼に直接触れることは、人生でおそらくないだろう。
会えてしまったからこそ、また会いたくてたまらない。
この気持ち、どうすれば…?🥲
ねぇ、これって会ったほうが苦しくない?
2.芸能人にとってファンとは
彼は、どんな気持ちなんだろう。
忙しい日程の中、苦手な飛行機に乗ってわざわざ日本まで来てくれた。
いっぱい準備してくれた。
来年また来るよって直接約束してくれた。
普段は触れ合うことのない、異国のファンに会う機会を設けてくれること自体、本当に幸せなことだよね。
それだけ自分にとって大事だと思ってくれているってことだよね。
会いたいと思ってくれた、時間を共有してお互い幸せになりたいと思ってくれたってことだよね。
会場を埋める大人数のファンを見て、直接触れ合い、喜ぶ姿や笑顔を見て、プレゼントやボードを見て。
自分のために時間を作るファンを見たら、やっぱり嬉しかったんじゃないかな…?
緊張してると話していた彼。
そうだよね、異国での自分の評価、愛され方、予想つかないから不安だったよね。
実際にファンを見て愛されていると実感できたかな、明日への活力になったかな。
彼は演技が好きなんだと思う。
演技を続けるためには、観客がいなければならない。
演技をすることで、彼は人々に伝えたいことがあるんだと思う。
それを受け取る人が多ければ、彼の演技や彼自身がたくさん愛されれば、きっと彼は幸せなんだと思う。
「ドラマや映画では、直接反応が見えない。だから時間を共有できる舞台が好き」と言っていた。
作品を通してだけではなく、人対人として触れ合いたいっていう気持ちも強いんだろうな。
そう考えれば。
今までもらった幸せの分、ほんの少しだけど彼に直接喜んでもらえただろうか。
あなたの作品でどれだけ元気づけられたか、あなたが大好きだ、本当にありがとうという気持ちが少しでも伝わっただろうか。
そして。演技ではなく、本物の彼を直接見て、彼の新たな一面を見て、私はもっともっと彼を好きになった。
それって本当に幸せなことだな。
3.これから
夢の時間は終わった。日常に戻る。
家に帰って気がついた。
こんなに夢中になった時間は久しぶりだった。
仕事のこと、息子のことで常に頭がいっぱいな私。
自分の幸せのために時間を使うことも思いつかなかったし、そんなに求めてない気がしていた。
だけど、幸せだった。楽しかった。
彼のおかげだ。
日程や体調的に無理だと思って諦めかけたけど、勇気を出して行ってみて本当によかった。
タイミングがよかった。やっぱり偶然はなくて、すべて運命的に繋がっているものなのかもしれない。
また会えるのか、正直全然わからない。
けれど、これからも彼はたくさんの作品に出演し、私たちに届けてくれるだろう。
そして、きっとそれはまた私の心を動かし、もっと彼の魅力にハマるのだろう。
それが彼の幸せでもありますように。
これからが楽しみだ。
どうもありがとう!ずっと応援しています!
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